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第26話 久々の休日かと思いきや……

お世話になっております。

ヘイホーみりと申します。

この作品を選んでいただきありがとうございます。

誤字・脱字、おかしな点がありましたら教えていただけると嬉しいです。


遅れてすみません!今日は3話分投稿しようと思います!

よろしくお願いします。


今日1日休みになり、午前中はみんなで過ごしていたセト、ムサシ、ブラン、テルルの4人であったが、午後はそれぞれで過ごすこととなった。

ムサシとテルルはそれぞれ散歩に行き、ブランは上の階で寝ている。


(みんな行っちゃった。私どうしようかな……)


セトはギルドで一人悩んでいた。


(せっかくの休みだし、私もあまり行ったことのないとこ散歩してみようかな)


セトはそう思っていると、ギルドの扉が開く。


「ただいまー!……ってあれ? セト1人?」


マキがギルドに帰ってきてセトにそう尋ねる。


「うん、そうなの。ムサシとテルルはさっき出かけて行って、ブランは上で寝てる」


「そうなんだ。セトはどうするの?」


マキが再び問う。


「私もちょっと出かけようかなって思ってるんだけど、どこに行けばいいか悩んでて……普段あんまり行かないところがいいかなって思ってるんだけど」


セトが困った顔でそう言うと、


「町の西側にあるお店通りなんかどう? 最近おしゃれなお店が増えてるみたいだよ? 私のおすすめは季節の果物を使ったタルトのお店かな!」


マキがセトに提案する。

前までは三日月亭の看板娘として働いていたし、今はギルドの看板娘だけあって、町のことをよく知っている。

お洒落なお店となるとなおさらのようである。


「マキ、ありがとう! 町の西側ってあんまり行ったことないから行ってみるね! お土産買ってくる!」


セトは笑顔でマキにお礼を言う。


「いいのいいの! いってらっしゃい!」


「行ってきます!」


セトはマキに送り出され、元気よくギルドを飛び出す。



町の西側にあるお店通りに着いたセトは少し驚いていた。


(この町にもこんなお洒落なお店通りがあったなんて。それに人も結構いる……さすがマキ、よく知ってるわね)


セトはそう思いながら、あちこち見まわしている。

レストランやスイーツ店、洋服屋、雑貨屋など、様々なお店が並んでいる。


「あっ、セトちゃんだ」


「ほんとだ、俺初めて見たかも」


「絶世の美少女だ……」


「可愛いだけじゃなくて、冒険者としても結構強いらしいぞ」


セトが周りのお店に目を奪われながら歩いているとちらほらそんな声が聞こえてくる。

サウザンドウルフを倒してからというもの、セトは町ではちょっとした有名人である。

セトも段々慣れてきたのか、今では気にせず町を歩いている。

そうこうしているうちに、マキから教えてもらったフルーツタルトのお店に着く。


(ここかな?)


セトは中の様子を確認しながらゆっくりと店に入る。

店の中に入ると、たくさんの種類のフルーツタルトがショーケースの中に並べられている。


「わあ! すごいおいしそう!」


セトは目をキラキラさせながら、思わず口に出してしまう。

店員が数人こちらを向き、セトのことを見ている。


(いけない、ついつい声が出ちゃった。恥ずかしいよ)


セトはそう思いながら顔を赤らめている。

セトが恥ずかしそうにしていると、


「もしかして『太陽の幼樹』のセトさんですか?」


店員の1人である女性がセトにそう尋ねてきた。


「はっはい、そうですけど……」


まさか店員に話しかけられるとは思っていなかったのか、セトは驚いている。


「突然お声がけしてしまいすみません。私、このお店で店長をやっております、ショコラといいます。実はセトさんの大ファンなんですけど、まさかこのお店に来てくれるとは夢にも思わなくて……声をかけずにはいられませんでした!」


ショコラはそう言いながら頭を下げる。


「いえいえ! 頭をあげてください! 声をかけてもらってすごく嬉しいです! ありがとうございます!」


セトは笑顔でそう言う。


「本当ですか! ありがとうございます!……あの、もしよかったらなんですけど……サインとかってもらえたりしないですか?」


ショコラは恐る恐るそう言う。


「サインですか?」


セトは少し困った顔でそう言う。


(サインなんか頼まれるの初めてだし、書いたことないよ……でもファンでいてくれるのはすごい嬉しいし気持ちには応えたいし……どうしよう)


セトはそう思いながら少し悩んでいたが、


「わかりました。サインします!」


決心したようにそう言う。


「やった! ありがとうございます! ぜひ、お店の壁にかいてください!」


ショコラはそう言ってペンを渡す。

セトはペンを受け取り、壁にサインをする。


ショコラさんへ

ファンでいてくれてありがとうございます!

これからも頑張ります!

『太陽の幼樹』 セト


セトはそう書くとペンをショコラに返す。

ショコラは感激しながら、


「ありがとうございます! あれ見ながら毎日頑張れます! それとこれどうぞ!」


ショコラはそう言いながら、箱をセトに渡す。

中にはタルトがたくさん入っている。


「だめですよ、こんなに! ちゃんとお金払います!」


「いいんです。今日はセトさんにも会えたし、サインももらっちゃったし。そのかわりまた来てください!」


「そっそうですか……わかりました! じゃあ、また来させてもらいます! 次からはちゃんと払います!」


セトはそう言いながらニコッと笑う。


「はい、待ってますね!」


ショコラはそう言いながらセトを見送る。


(いい人に出会えてよかったな。マキさんに教えてもらえてよかった。絶対また来よう!)


セトはそう思う。

その後もセトはいろいろな店を見ていく。


(ふう、なんか疲れちゃったな)


セトはそう思い、近くにあったベンチに座る。

普段来ないところに来たからか、思いのほか疲れているようだ。

するとそのとき、


「すみません、セトさんですよね?」


1人の男性が声をかけてきた。

防具を身に着けているので冒険者であろうか?


(今日はよく声をかけられるわね)


セトは心の中でそう思う。


「はい、そうですけど……」


セトがそう答えると、


「この前は命を助けていただきありがとうございました! セトさんがいなければ僕はサウザンドウルフに殺されていたと思います! 本当にありがとうございました!」


男性はそう言うと、勢いよく頭を下げる。

どうやらセトがサウザンドウルフのところに駆けつけたときに戦っていた冒険者の1人だったようだ。


「頭をあげてください。えっと……」


その男性の名前がわからずセトが困っていると、


「あっすみません! 僕、コバルトって言います。よろしくお願いします!」


コバルトはそう言うと、また勢いよく頭を下げる。

セトはどう対応すればいいかわからないでいたが、ある事に気づく。


(防具の胸に黒い豹のマークがついてる。もしかして……)


セトはそう思い、コバルトに尋ねてみる。


「防具を身に着けていますけど冒険者の方ですか? どこかのギルドに所属しているとか?」


「はい、支援魔導士として冒険者やってます! ギルドは『疾風の黒豹』に所属しています!」


コバルトはセトの質問にすんなりと答える。


(やっぱり『疾風の黒豹』だ。でもこんなにすんなり答えるなんて、『疾風の黒豹』が私たちにちょっかいかけてること知らないのかな?)


セトがそう疑問に思っていると、


「最近『太陽の幼樹』のメンバーの方々には迷惑をかけていますよね……謝って許されるとは思っていませんが、僕が代わりに謝ります。本当に申し訳ありません」


コバルトはそう言い、頭を深々と下げる。


「いえっ、そんな……」


セトは頭をあげさせようとするが、迷惑をかけられているのは本当なのでどうしていいかわからないでいる。


「僕はそういうのはよくないと言っているんですが……おまえは『太陽の幼樹』の肩を持つのかって言われて、今ギルドでの立場がなくて……ってこんな話までしなくてもいいですよね。本当にすみませんでした。それでは僕行きますね」


コバルトはそう言うとセトに背を向けて立ち去ろうとする。


「待って……」


セトがコバルトを引きとめようとしたその時、


ーードオオオォォォォーーーン!


すさまじい衝撃と音が町の外から聞こえてきた。


読んでくださりありがとうございます!

初めての小説投稿ではありますが、小説化、漫画化目指して頑張ってます。

もしよろしければブックマークに追加、そして下の評価☆☆☆☆☆を押して応援していただけると嬉しいです。

モチベーション上がります!

そして、コメントや感想などもお待ちしています!

よろしくお願いいたします。

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