第25話 緊急会議
お世話になっております。
ヘイホーみりと申します。
この作品を選んでいただきありがとうございます。
誤字・脱字、おかしな点がありましたら教えていただけると嬉しいです。
明日は2話もしくは3話分投稿する予定です!
22時以降の投稿になりそうですが、よろしくお願いします!
あれからさらに2か月が過ぎた。
セト、ムサシ、ブラン、テルルも相変わらず修行に明け暮れている。
そのおかげもあり、4人ともすさまじい勢いで成長している。
今日はカインが用事でいないということでセトとムサシは久しぶりの休みを取ることになった。
そのこともあり、ブランとテルルも今日一日休みになったのだ。
日々頑張っている4人に、みんなで過ごせるようにとタカラからのささやかなプレゼントである。
そんな4人はギルドの1階で話をしている。
「でも、いざ休みになるとなんだかうずうずするよね。毎日修行しているからかな?」
セトがそう言うと
「……確かに。ずっと修行だったもんな」
ムサシもそう言いながらうなずく。
「正直休みいらないんだけどなー。早く魔法の練習したいよー」
ブランはそう言いながら、だらだらしている。
「まあまあ、せっかくの休みで久々にみんなでいられるんだから楽しみましょう」
テルルがそう言うと、
「確かにそうだね。私たちは同じギルドの仲間なんだし、今日はみんなで親睦を深めよう」
セトはそう言い、笑顔になる。
「……それもそうだな」
「しょうがないなー」
「いいですね!」
みんなセトに賛成する。
「そういえばセトとムサシはあの“剣神”カインに教わってるって聞いたけど、どうなんですか?」
テルルが2人に尋ねる。
「どうもこうも、すっごい厳しいよ。毎日くたくた……でもやっぱりカインさんはすごいよ。アドバイスも的確だし、カインさんについていけば間違いないなって確信してる」
「……うん、そうだな」
セトとムサシは真剣な表情でそう言う。
(2人ともすごいなー……私も負けてられない。私だって『太陽の幼樹』の一員なんだから! 負けないように頑張らなきゃ!)
セトとムサシの話を聞いてテルルはそう思いながら、気持ちを新たにする。
ブランも関心がないように見せているが、明らかに表情を変える。
ブランも仲間の頑張りに負けてられないと思っているのだろう。
タカラは、お互いの状況を知ることで、よりやる気を出させるという目的もあり4人同時に休みにしたのだ。
4人はまんまとタカラの策略にはまっているのである。
「でもムサシがね、修行終わり毎回疲れすぎて白目向いてるんだよ。みんなに見せてあげたいなー」
「ムサシそうなの? だらしないなー」
「ムサシ、今やってみてください。ぜひ見たいです!」
「……おいセト、言っていいことと駄目なことがあるぞ」
「ごめん、ごめん……でも事実だし」
「……それを言ったらセトだって修行終わりに」
「わーー!」
4人はそう言いながら大騒ぎしている。
4人とも楽しそうである。
(何やら4人とも楽しそうですね。せっかくの休みですし、邪魔はしないようにしましょう)
買い出しから帰ってきたロキがギルドの外で中の様子を見ている。
ロキはそう思うと踵を返し歩き出す。
そして、もう少し時間がたってからギルドに帰るのであった。
♢
その頃、冒険者協会ではある会議が行われていた。
その中にはカインやタカラの姿も見受けられる。
「それで、今回の議題というのは?」
タカラがそう尋ねる。
「今回の議題は町の南側にあるベレス山脈にてS級の魔物が現れたことに対する対応についてです」
冒険者協会の幹部の1人がそう答える。
「やはりそうですか。ベレス山脈で何か異変が起きていることは気づいていました。おそらくS級の魔物が現れているだろうということも。それでその対応というのは……」
タカラはそこまで言うと、会議に参加しているある人物のほうを見る。
「ああ、今回は俺たちが対応させてもらう。そのためにここまで来たからな」
タカラの目線の先にいる男がそう答える。
赤髪の長髪であり、後ろで髪をくくっている。
20代後半くらいで、渋顔のイケメンである。
その男の後ろには若い男が一人静かに立っている。
色白で顔立ちが整っており、中性的な見た目のイケメンである。
「ビート、お前が対応してくれるなら心強いぜ」
赤髪の男の名前はビートというらしい。
カインはビートに対してそう言う。
「確かに心強いけど、ビートたちは2人で大丈夫なの?」
タカラはビートにそう尋ねる。
「まあ、大丈夫だろ。そもそも俺は大人数で動くの嫌いなんだ」
ビートはのんきにそう言う。
「まあ、ビートがそう言うんなら大丈夫なんだろ。タカラ心配すんなって。ビートがやられても俺たちがいるじゃねーか」
「おいおい、縁起でもないこと言うなよ。お前たちの出番はねーよ」
ビートはそう言い返す。
それを聞いてカインもにやにや笑っている。
カインも冗談で言ったようだ。
「まあ、冗談はいいとして、ベレス山脈のほうは俺たちに任せろ。そのかわりカインとタカラにはこの町の防衛をしてもらいたい。今ベレス山脈の生態系は崩れているからな。何が起こるかわからない」
ビートはカインとタカラを見てそう言う。
この前みたいにサウザンドウルフのような、普段は現れない魔物が出現するかもしれない。
ビートはそれを危険視しているようだ。
「こっちのことは任せろ。なんたって俺とタカラがいるからな。それに、俺もタカラも今はこの町に大切な存在がいる。正直そうしてくれるとありがたい」
カインはそう言ってタカラのほうを見ながらニッと笑う。
カインの目線に気づき、タカラもニコッと笑い返す。
カインには奥さんと子供が、タカラにはギルドのメンバーが、2人ともこの町に大事な人たちがいる。
「こっちは大丈夫なんで安心してください」
タカラもそう言う。
「よし、それじゃあ決まりだな。冒険者協会の方々もそのつもりで動いてもらいたい」
ビートがそう言うとその場にいる全員が深くうなづき、気を引き締める。
会議が終わり、冒険者協会の外でタカラ達とビート達は再び話をしている。
「カイン、タカラ、久しぶりに会えてよかったぜ」
「おう、俺のほうこそ会えてよかったぜ。こんな状況じゃなかったらもっと良かったが」
「確かにそうだね」
どうやら3人は以前に会ったことがあるらしい。
「じゃあもう行くわ。ホロロ、行くぞ」
ビートはそう言うと後ろにいた若い男に声をかける。
「はい」
若い男はそう言ってビートについていく。
「俺たちも気を引き締めるぞ」
「そうだね」
タカラとカインはそう言い、町の防衛の準備を進めるのであった。
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