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第13話 天羅と空羅

お世話になっております。

ヘイホーみりと申します。

この作品を選んでいただきありがとうございます。

誤字・脱字、おかしな点がありましたら教えていただけると嬉しいです。


今回はムサシ回です。やっぱり刀っていいですよね。


時を少しさかのぼり、ムサシの修行の様子を見てみよう。

朝早くにムサシは1人で町の外にある森に立っていた。

タカラ、セト、ブランは3人で魔法の修行をするため高原へと行ってしまった。

今日ムサシはタカラから刀と二刀流に慣れるために討伐クエストをひたすらこなすように言われている。


(何気に一人でクエストこなすの初めてかも。今まではセトも一緒だったし)


ムサシは1人そう思う。

1人で不安になっているかと思いきや、天羅と空羅を早く使いたくて珍しくワクワクしているようだ。


(早くこいつらを使ってみたいし、さっそくクエストをこなしていくか。まずはキラービートル15匹以上の討伐、デンキラット20匹以上の討伐か)


キラービートル、デンキラットはともにD級の魔物である。

集団で行動していることが多く、見つけるのにもそんなに時間はかからないだろう。

少し歩いていくとデンキラットの群れを見つける。

5匹くらいであろうか。

ムサシは息をひそめ静かに刀を抜く。


(……すごいしっくりくるな。初めて持ったとは思えない)


ムサシは深呼吸をして、デンキラットのほうへと走って行く。

刀を構え、一番近くにいるデンキラットを一撃で切り伏せる。

すると、他のデンキラットがこちらに気づき、いっせいに襲い掛かってきた。

ムサシは一匹目のデンキラットの攻撃を回転しながらひらりとよけて、その勢いのまま次に襲い掛かってきていたデンキラットを切り上げにより切り捨てる。

そしてすぐさま振り返り、刀を上から下へ振り下ろして最初に襲い掛かってきた一匹も切り倒す。

デンキラットはあと2匹だ。

デンキラットは今の攻防を見て警戒しているのか、なかなか近づいてこない。


(……こっちから行くか)


ムサシはそう思い、じりじりと距離を詰める。

すると、1匹のデンキラットが飛びかかってくる。

ムサシはそれを刀で受け流し、すぐ振り返ると刀を突き刺す。

そして、後ろからもう1匹が飛びかかってきたのを横払いで真っ二つにする。


(俺がD級の魔物をこうもあっさりと倒してしまうなんて……それに天羅と空羅……ものすごく使いやすいな)


ムサシはそう思うと、次の魔物を探して走り出す。

すると、またデンキラットの群れを見つける。


(今の感覚を忘れないうちにもう一度……)


ムサシはそう思うと、デンキラットに襲い掛かる。

そしてまたデンキラットの群れを瞬く間に倒してしまう。


(いい感じだ)


ムサシはそう思うと、その後もばったばったと魔物を倒していく。

魔物を倒せば倒すほどムサシの動きは洗練されていき、流れるように動いていく。

気づいたときには、太陽はすでに高く上っており、正午をとっくに過ぎていた。


(こんなに時間がたっていたなんて。夢中になりすぎて全然気づかなかった。少し休憩してギルドに帰ったらちょうどいいぐらいの時間になるだろう)


ムサシはそう思い、近くの木陰で休む。

そして、頭の中で今日の戦闘を振り返ってみる。


(……夢中になりすぎてあまり覚えていないな。でもかなりの魔物を倒したはず。冒険者学校の時では考えられないほどの進歩だ)


あまり覚えてはいないものの、かなり手ごたえはあったようだ。

ムサシは十分休憩した後、ギルドへと帰っていった。



(ねえ、天羅?)


(なあに、空羅?)


(あの子なかなかいいよね。僕、あの子のこと気に入りそうだよ。天羅はどう思う?)


(私もいいと思うわ)


(だよねだよね!)


(でもまだまだね)


(確かにそうだね!)


(これからに期待しましょう)


(そうしよう!)


2人ははしゃぎながら話している。

だが、その声はムサシには聞こえない。

この声がムサシに聞こえるようになるのはまだまだ先の話。



(思いのほか帰るのに時間がかかったな)


ムサシはそう思いながらギルドのドアを開ける。


「……ただいま」


ムサシがギルドに帰ってくると、


「おかえりー!」


「お帰り、遅かったね」


マキとタカラがそう言う。

タカラ達は先に帰ってきていたようだ。

セトとブランは先にご飯を食べている。


「ムサシは今日どうだった? 少しは慣れた?」


タカラがそう尋ねると、


「……うん、かなり」


ムサシは答える。


「それはよかった。1人だったから心配してたんだよ」


「……大丈夫……セトたちは?」


ムサシがそう聞くと


「私たちも順調だよ!……というか、ブランの魔法すごすぎ」


セトはブランを見ながらそう答える。

ブランはセトのほうを見向きもせず、ひたすらご飯を食べている。


「確かにブランはずば抜けてるね。頼りにしてるよ」


タカラもそう言う。


「……そうなんだ」


ムサシはロキからご飯を受け取りながらそう言う。


(俺ももっと頑張らないと)


ムサシはそう思い、気を引き締めなおす。


(いい関係性ですね)


その光景を見たロキは笑顔でムサシのほうを見ている。

若者たちが切磋琢磨(せっさたくま)しているのを見てとても嬉しそうだ。


「今日はしっかりご飯を食べてしっかり休んで、また明日頑張りましょう」


ロキはそう言いながらニコッと笑った。


読んでくださりありがとうございます!

初めての小説投稿ではありますが、小説化、漫画化目指して頑張ってます。

もしよろしければブックマークに追加、そして下の評価☆☆☆☆☆を押していただけると嬉しいです。

モチベーション上がります!

そして、コメントや感想などもお待ちしています!

よろしくお願いいたします。

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