お話が始まります。
小説家はじめました。すいしょうです。
始めの方は帝国サイドに触れません。
何でって?書きたい事を我慢できなかったからです!ふん!
どうぞごゆるりとお寛ぎください。
第1章 始まりの話
初めまして、僕の名前はアレン、転生者です。
年は二ヶ月前にめでたく13になりました。
そんなことより!
実は今僕は...
「待てぇぇぇ!!」
「なんだこいつ、くっそ早いぞ!?」
「何でぇぇ!?」
絶賛衛兵に追われております。理不尽反対!
まぁこれには色々ありまして...
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「ここが王城か...流石一国を統治する家系だな...家とあんまり変わらない大きさ...」
ヴェルサイユ宮殿より大きくない?いやいや、と一人自問自答する。
アレンは王様に用事があって極秘に王城を訪ねていた。
国王に例の打ち合わせがあるから来いと呼ばれて遠路はるばる参上したのだ。
さっそく王城に入ろうと足を伸ばしたその時だった。
「おい、そこのお前、ここに何の用だ。」
衛兵がアレンの方を見て声をかける。
「え」
アレンはキョロキョロと周りを見る。
「お前だ!お前!そこのフードを被ったお前だ!」
と衛兵はアレンの事を指差して言う。
「あ、僕のことですか...って決して怪しい者じゃありませんよ!?」
「ならステータスプレートを見せろ。」
「ッ!...すいません。少し諸事情があって見せられません...」
今、このタイミングで身分を掲示するものは...見せられない。
すると周りの衛兵たちも駆けつけてきた。
あぁこれは不味くないか?うん。まずい。
すいませんエルセイン王少し遅れます。
そう心の中でハァ...と断りを入れるとダッと走り出したのだった。
「あ!おい!待て貴様!」
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サーッと驚く街の人達の間をぬって衛兵を撒こうとする。
「「「「こら待てー!」」」」
どう言う事だ、どんどん衛兵が増えてきてきりがないじゃないか。
大きいワイバーンの肉を運んでいる板が目の前を通っているので、スライディングで下を抜ける。
体勢を立て直すとその時突然ビュッと風が吹いてきた。
「うおっと!」
危ない、危ない、フードがとれるところだった。僕の髪色は真っ白だ、この世界では白い髪は珍しいのでバレるのは今後に支障をきたす恐れがあって危険だ。気をつけなければ。
ここでアレンは進路を変更して裏路地に入る。
「馬鹿め、そっちは行き止まりだ!」
え、マジで。初見だからそういうとこわかんないんだよな...
まぁ関係ないんだけど。
「<脚力強化>」
アレンは身体強化の魔法を使って塀を軽々跳び越えた。
「な!魔法が使えたのか!」
「お仕事の邪魔してごめんなさい!衛兵さん。」
そうして衛兵を撒くと屋根伝いに走って王城
の前まで戻ってきた。
じゃあ行こうか王城へ、今日は大切な打ち合わせの日だ。
(*´꒳`*)
最後まで読んでくださりありがとうございます。
次回は学園までの道中までやる予定ですです。
感想、アドバイス、お待ちしておりますので100通くらい送ってください。...すいません。100は嘘です。