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友達が遊びに来たよ

ここで連載休止します

応援してくださった方に感謝と謝罪を申し上げます

 家に帰った僕たちはお母さんの作ったラーメンを食べながら学校のことを話す。

「お母さん、あのね、学校でね・・・」

 美咲はさっきからお母さんにいっぱい報告している。初めての小学校だからね。初体験が多くて話すことも多くて、美咲はご飯が進まない。あ、僕は食べ終わったよ!

「美咲、まずは食べようね。伸びちゃうわよ?」

「は~い!」パクパクムシャムシャ・・・

 美咲が食べてる間に僕も報告する。

「みんな同じクラスになったよ!あと担任の先生が桜のお父さんだったよ。僕たちもビックリしたけど桜が一番驚いてた!」

「あら、娘の担任に親がなれるのかしら?」

「僕もみんなも、それが不思議だったんだよねー。まぁ桜から教えてもらえると思うよ」


「「ごちそうさまでした!!」」

 お昼を食べ終わった僕と美咲は明日の準備をする。教科書とノート、あと筆記用具。あ、体操着も忘れないようにしないと!

 美咲の方を見ると・・・あー、グチャグチャだ。手伝ってあげよう。

「美咲、手伝うよ。明日の授業は何があるの?」

「お兄ちゃん、ありがとう!」

 美咲の時間割を見ると国語と算数と理科と体育だ。お母さんに言って体操着を準備してもらわないと!教科書などを準備して確認したのでたぶん大丈夫だ。


『ピンポーン』

「はーい、今出ますねー」

 玄関のチャイムが鳴ってお母さんが向かう声が聞こえた。宅配便かな?

「将太、お友達よ。桜ちゃんとコーラルちゃんが来たわよ」

「ん?なんだろう?遊ぶ約束はしてないんだけど」

 玄関に行くと桜とコーラルがいた。だが目は俺ではなく美咲に向いている。そして血走ってる。怖い!美咲も2人の目が怖くて涙目だ!

「「美咲ちゃ~ん!お義姉ちゃんと遊びましょ?」」

 いつから2人は姉になったんだろ?まぁ女の子同士だしいいか。僕は瞬たちのところに行こうかな?

『ピンポーン』

 また客か?多いな瞬たちかな?玄関に行くと・・・そこにはレオがいた。

「こんにちはお義兄さん。美咲ちゃんに会いに来ました。あ!お姉さまたちもいる!あの人魚の方を紹介してください!」

 うん、帰れ。レオは悪い奴ではないとは思う。でも男と女でこんなに態度が違うのはどうかと思う。


 女の子3人は綾取りをしている。レオはほったらかしだ。仕方がない。コーラルに会った瞬間にナンパしたからなぁ。虫を見るような目だった。桜も呆れて何も言わずに無視をした。その結果、レオは俺のベッドの上で壁に向かってブツブツ言ってる。

「・・・僕は強い・・・僕はかっこいい・・・僕はモテモテ・・・」

 なんかレオが怖い。僕も無視しよう。

 綾取りは最初は桜たちが教えていたが、蜘蛛の虫人の美咲の本能?才能?であっというまに上達して、逆に教えるくらいになった。手が4つあるのですごいことになってる!なにあの立体東京タワーって技!?

「将太!美咲ちゃんって凄いね!僕は綾取りは上手じゃないけど教えてもらって上手くなってるんだ!美咲ちゃんちょうだい!」

「あげないって・・・」

 3人は仲良くなってキャッキャウフフとかしましい。楽しそうで何よりだ。僕は携帯ゲームをやったり漫画を読んで暇をつぶした。


「僕、復活!美咲ちゃん!僕とデートしよう!おっと、桜さんとコーラルさんも一緒にね?さ、行こう!」

「もう帰るわよ。コーラル、レオ、行きましょう。また明日会いましょうね。将太も美咲ちゃんも」

 時刻は4時。帰る時間も考えるとそろそろ帰らないと日が暮れちゃうからね。

「あら、もうこんな時間か。じゃあね将太、美咲ちゃん」

 コーラルも時間を確認すると身支度をする。

「おう、また明日。美咲、ちゃんと挨拶しなさい」

「じゃあね、お姉ちゃんたち。ついでにレオ君も」

「待ってくれお義兄さん!僕はまだ美咲ちゃんと仲良くなってn」

「「お邪魔しましたー!行くよレオ!」」

「うおー!また明日!また明日ー!」

 3人ともひでぇ。まぁレオは自業自得だしいいや。うるさいから追い出した。


 みんなを見送ると美咲が笑いながら話しかけてきた。

「お兄ちゃん、みんな良い人ばかりだね!友達になったよ!明日も遊んでくれるって!何しよう?」

「良かったな。さ、もうすぐ美咲の好きなアニメが始まるぞ。一緒に見ようか?」

「はーい!」


 その晩、美咲はお母さんに綾取りを見せた。お母さんは綾取りで地球を作った。なにそれ分からん!!

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