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君とforever

作者: 零欄

趣味で試しに書いた者です。文法など変なこともあるかも知れませんがそこは暖かい目でみていただければと思っています。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



『君のことが好きだ!。たとえ君の秘密がなかったとしても僕は君と付き合いたい。』


風早颯斗(はやと)は知ってしまった。彼女.... 仲山夏奈子(かなこ)の秘密を........ けど、今になってはもう必要ない。今のが颯斗の本当の気持ちなのだから。もし、君を裏切るようになってしまっても僕は君のことだけは忘れない。

「いつまでも愛して見せる。..この命がつきるまで.... 」

夏奈子は颯斗に他の人には知られたくない自分が人格混遺異存症ということを今となっては後悔はしていなかった。だってこの事を知ってくれても笑ったり、馬鹿にしてくれなかったから。夏奈子は颯斗のことを................。颯斗のオッドアイの事を知っていたから........。


『私は................................ なの。』


最初に会った日から、夏奈子の秘密を知った時から一年も立っていた。やっと颯斗は気持ちを伝えれた。


第1節 彼女


颯斗は地元を離れ都内にある私立高校の圓岡(まるおか)学院高等部に通っている。高等部には、『情報技術科』『生活科』『工業科』『普通科』そして余り知られてない『製造科』の5つの科があり、颯斗はその中の製造科に通っている。製造科とは、中小企業みたいのことを科全体でしている。颯斗は部活動はしておらず、学校が終わると図書室で本を読んでいることが多い、

図書室は第2の家みたいな場所だった。

今日も時間ギリギリまで本を読み学校を出ようと生活科の近くを通っていた。しかし、颯斗は普段のようにはできなかった。走ってきた少女と激しくぶつかってしまった。少女はその場で尻餅をついてしまった。颯斗はふらついたはしたが、すぐ少女に気がつき

『ごめん、前をみていなかった。怪我はない?』


彼女からは返事はなかった。

慌てて前をみると、そこに居たのは、髪や肌なにもが白色な少女だった。

彼女は慌てて着ていた上着で体を隠していた。

そして逃げるようにさっていった。家に帰るとパソコンで今日みた少女のあの特殊の身体の事を調べるとすぐ出てきた。あれは、二万人に一人しか出ない特別な症状ということだ。


『人格混遺異存症か........ 僕に似ているな.... 。彼女も苦労したんだな.... 。』


今の颯斗の目は片方が黒もう片方が水色だった。颯斗はオッドアイ(虹彩異色症)だったのだ。左右の目が違う色をしていたため、颯斗もクラスの人から嫌われ、いじめの対象になっていた。だから今、目にカラーコンタクトをつけ学校にいっている。そのため、今は、虐めはうけていないが、前にされたため、今も誰にもみられたくない。見られて後悔するから。そう思いながら颯斗は、


『................ 明日も会えるかな?』


そう思いながら颯斗は彼女を見つけるまで毎日頑張ろうそう思いながら寝た。彼女が心配しなくなるように........ 。


一方、人格混遺異存症の少女は家で悩み続けていた。

親にも言いにくい........。なぜなら、二重人格で、終わらされるからそのため 学校に行きたくないなんて.... 。その理由も言えない。だとすれば学校にいかなければならない。でも行きたくない。そう思うと眠れない、結局、朝東の空が明るくなっても寝れなかった。彼女は寝不足のまま学校にいくことになった。学校についてもびっくりすることになったのだ。昨日、廊下でぶつかった男子が一緒のクラスの人だった。........ やばい、クラスメートだったのか、最悪また、虐められる........ と思ったのたがあの男子は何も言ってこない。しかも、何時も一人でいた。彼女の見える範囲では。担任の蔭西(かげにし)先生が教室に入り、SHRが始まった。蔭西先生が


『今日の日直は前に出なさい。』


誰も出なかった。不思議に思い確認をしていた。


『仲山は居らんのか?................ なんだ、居るじゃないか。おい、仲山!日直だぞ。』


そういわれて自分が日直だったことが分かった。昨日まで覚えていたのに、すっかり忘れていた。

慌てて席を立ち教卓に上がった。


『す、すみません』


蔭西先生が


『仲山が忘れるとは珍しいな........ 好きな人でもできたか?』


そう冗談でいった。クラスの人は

『彼女が、ありえなくない?』


と一人がちゃかし、みんなが

わらい始めた。そう言われた本人は真っ赤に赤面しながら

『違いますよ........ ただつかれているだけですよ。』


そう言った。

蔭西先生は、


『そっか、体調管理には気を付けろよ』


そう言って.... 遅くなったけど始めよう、それから、SHRが始まった。彼女にとって幸運なのは、あの男子と話さなくて良かった事だ。

昼が過ぎ、6時間目体育の時間何時もどうり授業を見学をした。最初は色々言われてたけどもう言われなくなった。見学をする理由は先生に伝えてあった。男子は体育館の反面を使ってバスケをしていた。ボールが男子の顔面を強打したのをみた。........ 痛そうと思っているとクラスの一人が


『先生!風早にボールが強打して、風早、鼻血が噴水のように噴きだしてる。』


と言ったら周りがふきだしそうになった

先生は教務室がちり紙をもって来て


『押さえて保健室にいってこい。』


そして、こっちに来て、


『ついていってやってくれないか、もし、看護の先生が居なかった時のためになぁ』

『何で私なんですか?』

『お前だけしか見学をしていないからだ。』


先生の正論に何も返せなかった。しかたなく

私が連れて行くことになった。風早と言われた男子は、

『すまない』と謝っていた。何でだろうと思いながら保健室にいった。看護の先生はいたから良かった。無事手当てをしてもらっていた。手当てをしてもらっている間聞いてみた


『なんでさっき謝ったの?』

『怒ってそうだったからそれに迷惑をかけてしまったから』


え!、顔に出てたのかとおもったけど、消して怒ってたわけじゃなかった。慌てて


『怒ってなんかないよ』


そういった。彼は何か言いかけそうになったが、何も最後まで言わなかった。

体育館に帰ると風早は見学をしていた。授業が終わるまで夏奈子はずっと昨日のことを心配していた。帰りのSHRが終わり、放課後風早は終わるとすぐに教室から出ていった。夏奈子もしばらくして教室を出た。6時くらいに生活科の前の廊下を通っていると風早がいた。気づかれずに違う道を進んだ。偶然とおもっいながらも毎日同じ時間にあそこにいた。夏奈子はいつからいるのだろうと思い今日は5時くらいにきた、隠れていると5:30に風早はきていた。誰かを待っているのかとおもうが6:30になっても誰も来なかった。しかし、毎日いた。風早がいることがわかって2週間が、たった今日、夏奈子は思いきって聞いてみた生活科から帰ろうとした颯斗に


『毎日、誰を待っているの?こんな時間まで』


こっちを振り向き、びっくりした顔で驚いていた。風早は


『なんでもないよ』


そう答えた、


『でも、彼女を見つけなければ彼女は悩んでいるかもしれないから。』


そう言った。そっか、風早は心配してくれてるのか................ 。でも、夏奈子は風早には言えない。私がその人だなんて、でも、これだけは聞きたかった、何故毎日それだけの理由でまっているのかを


『なんで悩んでると思うの?風早くんはその人の秘密でも知ったの?』

『それは、答えれない。言えないんだ。』


そう言いながら、悲しそうな顔で風早は帰っていた。

 次の日の放課後、風早の下駄箱に手紙を入れていた


『今日の5:00に図書管理棟2階で待ってますと』


下駄箱に入れたのはいいけど、彼はやって来るのだろうか。やってこないかもしれない、ましては、ほんとのこととは思わずにそのまま帰り翌日もまた、探し続けてるかもしれない可能性もあった。........................ 時間が過ぎ放課後................

颯斗は、悩んでいた。『図書管理棟って何処だったかな?』颯斗には、覚えがなかった。この学校にいて、聞き覚えがない場所だった。聞こうも友達がいないからだ。

担任の、蔭西先生なら知っているだろうそう思った颯斗は職員室に行った。職員室の中を見回したけどそこには、目的の人は居なかった。探していると、後ろから


『君どうしたんだい?誰の先生に用なのかな?』


後ろを見ると、小太りの中年の先生がいた。


『え~と、圓山先生でしたよね。僕は蔭西先生を探してまして、。』

『蔭西なら居ないよ。今出張で、帰るのは、6:00位になるよ。何かあったのかい?』

『そうですか........ 圓山先生はご存知ですか、図書管理棟の場所なのですが』

『あ~それなら校庭を出て左に行き体育館を過ぎて小さい倉庫があるところを右に曲がった突き当たりだよ。何でそんなところにいくのかな?誰も近づかないのに?』

『いえ、気になっただけです。有り難うございました。』


そう言って圓山先生の言われた通りの場所に行った。誰も近づかないとは、都合が良かった。自分も相手も、誰にもしられたくないことだから。近くで見ると凄かった。ガラスにはホコリが溜まり扉を開くにも立て付けが悪いのか開きにくい。指定された、場所に行ったのは言われてた時間から45分も遅れてた。もう居ないかもしれないけど、颯斗は行ってみた。

................ 一方颯斗が図書管理棟に駆けつけてる時、白い髪の少女は........ 夏奈子は、一人で待っていた。彼が来るのを.... しかし、時間が来ても彼がくる気配がなかった。時計を見ると5:40分を示してした。もう来ないかもしれないと諦めて、帰ろうと準備したときに扉のドアが開いた。


『ごめんなさい、遅くなって.... ........ え!仲山さん?どうして??』


颯斗は驚いてるようだった。

頭のなかでの処理がついていかず、すこしばかりか混乱しているように加奈子はそう見えていた。そして、颯斗が落ち着きをもり戻すのを待って言った。


『風早君、何で、この最近私を探してるの?』

『え、!何で、ても、言われても........ 』


またもや颯斗は混乱してしまっていた。時間がたって、落ち着いてから颯斗は思った事を言った。


『何で、君が此処にいるんだい君が................ 』


その続きを颯斗は言えなかった。目の前にいた、見慣れた仲山さんの姿はなく代わりにいたのは、まるで、宝石のサファイアのように美しい蒼眼の少女だった。


『え!』


びっくりしてもう、一度みるがそこには見慣れた仲山さんの姿があった。


『................ 今のは幽霊........ ........ いや、違うはずだ。........ あの人はこの学校にいるはずだし』


夏奈子は何も言わずにずっといるみたいだった。

 しばらくたっても颯人はずっと考えていた。もう待ってもらちが飽かないかといったように夏奈子は颯人に語りだした。


『風早君、今日は来てくれて有り難う。来てくれないことも考えていたから』

『何で........ まさか仲山さんがあの人なのか?』

『うん、そうだけど........ まずは聞かせて。何で私をみた日から毎日探してたの?名前を知って面白がろうとしたの?』

『いゃ、違うよ』

『だったら何で探してたの?』

『ごめん、ちょっと待ってて』


そう言って教室の外へと逃げるように去っていってしまった。


『やっぱり、彼もそうだったのかな。いつも一人でいたのは罠だったのか。』


そう考えている内に心も重くなつてきてしまった。足音が聞こえはじめて扉がガラガラと音をたてて開いた。


『ごめん、待ってもらって』


顔を上げると風早君の顔があったけど何かが違うような気がした。もういちどよく見ると左右の目の色が違った。右目はよくある黒色だが、左目が違った。海の色みたいな綺麗な水色だった。さっきまでは黒色だったはずなのに........ 。颯斗は言った『俺が君を探してたのはお互い特殊な生まれかたをしているだけだから見られたと思い辛い日常にならないよ。そして、気にしないでいいと思わせたかったんだ。同じ存在だからね』

彼はそう言った。


『俺の場合はオッドアイなんだ。でも、仲山さんは、どういゆう症状なの?前あった時と今は、全く違うけど。』

『私の場合は稀に意識が別人になるだけで、普段はあまり関係ないね。ただ、体育は、注意しないと、裏の私が出るから見学しているくらいかな。』

『そうなんだ、そろそろ暗くなってきてるから帰ろうか。』


颯斗は帰り始めた。いつの間にかカラーコンタクトをはめていた。颯斗の透き通るような水色の目それが私と彼の秘密になった。私しか知らない彼の秘密。しばらくは一緒に帰り、何回目の交差点で、風早君は


『俺、電車通だからここでさよならだね。じゃーねまた明日』


そう言って、颯斗は、駅のある通りに進んで行った。夏奈子は、誰にも気がつかれないくらいにてを降った。颯斗は、気づいたのだろうか。颯斗が行った道を振りかえると彼はもう小さくなって見えなかった。見えなくなるまでそこにいた。


『さて、私も帰ろっか』


家に帰ると母が


『今日は遅かったわね。何してたの?』

『なんでもないよ』

『そう?ならいいんだけど』


母は夕食作りを再開し始めた。

間もなくして父も帰宅した。

家族そろって、ご飯を食べて喋って笑いながらの夕食だった

『じゃぁ、もう寝るね』

『『お休み』』


部屋に戻ると今日のこと振り返ってた。颯斗に理由をしって貰ったから、知ったら、夏奈子は久々に十分の睡眠がとれたのかな。リビングでは、父と母が話していた。


『今日の夏奈子なんかおかしかったような』

と父が


『なんかあったんじゃないですか』

と母が


『まぁ、楽しそうだから良いのではないですか。』

『そうだな』

『夏奈子~そろそろ起きないと学校遅刻するわよー。』


下から母の声がした。はっと目が覚めて時計を見ると、普段起きる時間よりも15分も遅かった。


『やばっ、もうこんな時間』


あわててリビングにかけ降りた。


『珍しいな、寝坊するなんて』

『急がないと遅刻するわよ。』


今日二度目の言葉を言われてしまった。

自室に戻り昨日準備した、ブラウスを着てリボンを付けて慌てて玄関に下りて、


『行ってくるね』

『行ってらしっしゃい。遅刻しないようにね。』


慌てて登校したせいか学校には、なんとかぎりぎりに間に合った。

教室の自分の席に座ると横から


『危なかったね。仲山さんが時間ぎりぎりきくるのは珍しいね。』 

「うん、ちょっと寝坊して............ 。」


そこで言葉が途切れた。横には風早君が座ってた。


「おはよう、寝坊したんだ。」

「うん。珍しく寝坊しちゃったんだ。」

「そうなんだ。これから宜しくね。」

「うん、宜しく。」

「でさ、今度何処かに遊びに行かない?」

「考えとくね。」


そして、今までの生活とは違う楽しい学校生活が幕を開いたのであった。

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