表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
キミに伝える異世界のコト  作者: 久しい田んぼ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

7/17

命名 シラユリ

区切りが悪いため短めです

よくみると狐はボロボロだった。


土汚れで全体的に汚いのは分かっていたが、ここまで傷だらけだとはわからなかった。


何か野生生物に追い回されでもしたのだろうか?


とにかく傷が早く治るよう餌を与えて自然治癒を試みることにした。


「体を洗ってやらないとだな……」


清潔は一番だ。


こんなに汚いと治るものも治らない。


狐の方も俺を信頼してくれているのかこれと言って


暴れたりしない。


物分かりの良い子だ。






体を洗って分かったことがある。


この子、毛皮がすごい。


綺麗だ。


だが水に濡らすとかなりほっそりしていることがわかってしまう。


今が痩せているからというのもあるだろうがそれでもだ。


きちんと手入れをすれば見違えるほどになるだろう。


狐は神様の使いだと聞いたことがある


俺の目の前にいる子はとても美しい。


気品にあふれている。


神様の使いと言われたら信じてしまいそうな

くらいだ。


可愛がってやらねば。






名前を考えることにした。


この子は相棒だ。


名無しなんて考えられない。


「名前、何がいい?」


「キュイ!!」


……名前は大事だ。


一生をかけて使うものだから。


だから餌じゃないんだがな。


この狐、やりおる……。


俺の話すたびに飯をねだってくる。


あまり与えすぎても体に悪いだろうから程々にしておきたい。 


……綺麗な瞳。


自制心は聞かなかった。


「また獲物を刈りに行かなければならないな。」


多少の苦労が増えようとも俺は幸せだ。






……忘れていた。


名前だ。


名前をつけねば。


何がいいだろうか?


安直かもしれないが見た目からつけたい。


白い綺麗な毛皮だ。


何か周りにヒントはないだろうか?


「……シラユリ。

 シラユリはどうだろうか?」


都合よく周りにはユリの花が咲いている。


オレンジや白、大小さまざまな花畑だ。


狐と見比べても見劣りしないくらいには美しい。


俺に後悔はない。


狐も喜んでいるように見える。


こうしてシラユリと呼ぶことになった。






「それはそうとしてだ。」


目の前にはユリがある。


オレンジのはオニユリというやつだったか?


なんにせよ食べられる。


いくつか回収することにする。


「畑を作って量を増やすのもありだな。」


食糧の選択肢が増えるのはありがたいことだ。






旅を続けることにした。


いつまでも立ち止まっているわけには行かないのだ。


人里まではもうすぐな気がする。




修正報告お待ちしてます

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ