道路整備計画
本日1回目の更新
2回目にも乞うご期待
「道の整備をしないとなぁ……」
ふと思った。
昨日、交易の話が出たからだろう。
きちんとした道がなければ来れる人も来ない。
インフラは大事だ。
きちんとした環境を整えて文明的な生活をしたい。
人がくれば自然と食生活も改善するだろう。
……全てはお金と塩のためだ。
早く生活の質を上げたい。
今は手段がそれしかない。
シャルロッテはドラゴンの姿になれるようになるまでにもうしばらくかかるらしい。
気長に待つしかない。
だがそうも言ってられない状況になってきた。
気温がぐんと下がったのだ。
残念なことに冬支度には失敗している。
自分たちではどうしようもないから他の人の力を借りるしかないのだ。
要するに人手が欲しいです。
この村だけで経済が回るようになってくれればこんなにも苦労することは無くなるだろう。
もちろんそんなことをするには責任も伴うが……。
「どこかから流浪者を連れてくるのもいいかもしれないわね。」
この世界では移民、難民、亡命者…、皆まとめてそう呼ぶらしい。
特に近年では戦争や飢饉によって増えているらしい。
流浪者はある程度の塊になって国境地帯にいるらしい。
「……的が送り込むスパイの可能性もあるからね。
どこの国も積極的に受け入れようとしないのよ。
さらにいうと自分の国すら食料に余裕がない状態だから受け入れられないのよ。」
……世の中は厳しいなぁ。
まぁでも流浪者か……。
ここまできてくれるのならば食料くらい提供したい。
それをするくらいの価値はある。
ただし懸念もある。
「危ない人が来るのは困るなぁ。」
流浪者の皮を被った罪人が来るかもしれない。
スパイかもしれない。
戦争に巻き込まれるかもしれない。
……
………
一人二人ならどうにかなるかもしれないがたくさん来られるとどうしようもないだろう。
そしたらここを捨ててシャルロッテとシラユリを連れて逃げることになる。
そしたらまた全てが振り出しに戻ってしまうだろう。
……
…………
「もしかしてワタシを心配してくれてるの?」
……なんで嬉しそうなんだろう?
「心配されて嬉しくない女性はいないものよ。」
心配しないわけがないだろう。
すでに一緒に住んでいる家族なんだ。
こんなとこで見捨てたりできない。
……あわよくばかっこいいとこ見せたいなぁ。
いや今はそんなことどうでもいい。
とりあえず計画だけ立てることにした。
自分一人ではなんとかならないことかもしれないがやるしかない。
まずは今年の冬を乗り切りたい。
……計画を立てた。
まずは海に向けて道を整備する。
東にある街に向けて進んでいくのもいいのかもしれないが残念なことにそちらには道がない。
一から作るのは俺だけじゃ無理だ。
できないわけではないのだろうが膨大な時間がかかるだろう。
なんにせよちょっと距離があると言ったシャルロッテを信じたい。
北にある道についてはしばらくやめたほうがいいとのことだった。
北の道はある程度の道ができているのだが戦場になっているらしい。
なんでも精霊の住処があるらしい。
精霊は神の使いで保護するべきだと考える一派と不可侵地帯であるここが占領されるのを防ぎたい一派で争っているとのことだ。
精霊って……
いやそれよりもだ。
「なんでここは不可侵地帯なんだ?」
シャルロッテが言うには昔の戦争が関係してるらしい。
どうやらその昔にも精霊をめぐって争っていたようだ。
歴史はめぐるとはよくいったものだなぁ……。
こうして海に向けての道を作ることにした。
海沿いにも町があるらしい。
交易はそこですることになるだろう。
まだ見ぬ世界に向けて頑張ろう。
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