生活のあれこれと冬支度
本日2回目の更新です
トイレが欲しい。
用を足しに行くたびにいちいち外に出るのが面倒である。
日本にいた時は感じられなかったようなことだ。
それゆえに不便さを感じてしまうのは仕方のないことではないだろうか?
便利なトイレを求めることは贅沢なことではないだろう。
自宅に作りたい。
幸いなことにいい感じのスペースがある。
たとえ家の一角が潰れたとしてもトイレができることにメリットを感じるだろう。
それほど大事なものなのだ。
ただし懸念点もある。
臭いの問題だ。
向こうの世界では常に換気扇が回っていたがこっちではどうだろうか。
そんな便利なものはない。
ただ窓を開けておくだけで効率よく空気の循環はできるのだろうか?
試したことがないからわからないがどうせなら換気扇が欲しい。
魔法でどうにかならないものかなぁ……。
「あるわよ。
空気循環の魔法。」
あるらしい。
ならば頼もう。
換気システムができたらトイレを作りはじめる。
そのつもりだった。
「でもそれって風の精霊の管轄なのよねぇ……。」
……そんな都合よく行かないか。
まだしばらくはトイレは外のままらしい。
残念だ。
「別に私ができないわけじゃないのよ。
風の魔法くらい使えるわよ。
ただ……、勢い余ってこの家を壊しちゃうかもだ けど。」
考えてくれたのは嬉しいがそれではダメだと思う。
やっぱりトイレはお預けのようだ。
話は変わり今度は食料についてだ。
今は大量の麦がある。
そろそろパンを作るべきだろう。
……イースト菌ってどこにあるんだろう?
それに塩も使うはずだ。
「……ダメだな。」
目の前に麦があるのに使えないとか何かの拷問であろうか。
また他に方法でも考えることにしたい。
……食料は何も麦と干し肉だけではないだろう。
普段生活する分には気が付かないようなところに案外あったりする。
だから森を散策してみることにした。
言い方を変えるとシャルロッテとの散歩だ。
もちろんシラユリもいる。
……葉っぱが鮮やかに色づいてきてるな。
紅葉するのは冬が近い証拠だ。
まずいな。
食料ばかりに気を取られて衣服の問題が何もできていない。
いくら魔法でも衣服は一から作れたりしない。
直す程度ならできるらしい。
やはりどこかの街に買いに行くしかないらしい。
だがお金がない。
どうしたものか。
シャルロッテは……
「私も持ってないわよ。」
ダメだった。
まぁどうにかすると思う。
雨風凌げる場所があれば生きていけるだろう。
俺は今後に期待することにした。
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