閑話 とある少女の話
本日2回目です
みなさん初めまして。
シャルロッテよ。
これでもドラゴンなのよ。
ほんとですよ。
信じてください。
ところでドラゴンといえば絶対強者でみなさんの畏敬の対象だと思うんです。
なのに水を頭からかけられてしまいました。
なんなんですか?
この人、頭がおかしいのでしょうか。
普通いきなり女性に水をかけたりしないでしょ。
起きたばかりで頭が働きません。
言葉を話している感覚もありません。
……
………良かった。
通じてました。
ですがいきなり「ごきげんよ〜」なんて言われてしまいました。
ワタシを馬鹿にしているとしか思いません。
まぁでも謝罪ができるところは評価できるわね。
ふふっ、許してあげるわ。
感謝なさい。
やっぱり失礼な人だったわ。
いきなりワタシのことを聞いてきたと思ったら
「信じられない〜〜」
なんて言ってきたわ。
ほんと失礼しちゃうわ。
むっ!!
キミっ‼︎女性に年齢を聞くのは失礼よ。
こう見えてもキミより遥かに生きてるのよ。
…………
…………………
…死にたいようね。
ワタシに喧嘩を打ったことを後悔するといいわ。
まぁ死なない程度に懲らしめて家の掃除でもしてもらおうかしらね。
人が死ぬとこなんて見たくないわ。
……なんで。
どうして体が動かないの?
魔法も打てないし何もできないじゃないの。
これじゃあ、ワタシが追い出されるじゃないの。
どうしよう。
いくあてもないのに。
今からでも許してもらおうかしら?
いやダメ‼︎
そんなこと許されないわ。
あぁ〜〜、まずい。
「キャアッ‼︎」
いきなりデコピンって何よ。
変な声が出たじゃないの‼︎
どうしてくれるのよ。
あー、ハイハイ……。
もういいわ。
負けた、負けたわよ。
煮るなり焼くなり捨てるなり好きにするといいわ。
まさかこうも何もできずに死ぬとは思わなかったわ。
この人も私狙いかしら?
ワタシがドラゴンのせいで近寄ってくる人はみんな権力狙いだったのよ。
ハァ、残念…………。
「えっ?このままここに居ていいの?」
追い出したりしないんだ。
良かった、首の皮一枚繋がったわ。
あっ!!
でもワタシはドラゴン。
血とか肉とかを………、
いらないんだ。
薬の材料になったりしますよ?
そうですか。
……
………
ワタシ体とかしばらく動きそうにないわよ。
それでもいいの?
迷惑かけてしまうわよ。
「いいんだ……。
変な人……。」
お世話までしてもらえるとは思わなかったわ。
この歳で異性に裸を見られるなんて思わなかったけど……。
あぁ、ごめんなさい。
動かないほうがいいわよね。
痛いこと以外ならなんでもやります。
以上シャルロッテからでした。
次回にも続きそうです。




