問題の片付け
主人公に名前をつけました。
忘れていたわけではありません。
名前の案が浮かばなかっただけです。
今回つけた名前は地名や知り合いの名前を参考にしています
今日はあいにくの雨だ。
だが掃除をするのにはもってこいの状況だ。
家具を移動させながら床を拭く。
雑巾なんてものはないのだからシラユリが獲ってくる獲物の毛皮を使う。
使い道がなくただ肥料にするしかなかったものを有効活用できるのだからとても良い案だ。
拭き掃除だけならかなり早く終わった。
次に天井のクモの巣をどうにかする。
手頃な棒で巻き取ってみることにした。
……順番を間違えた気がする。
綺麗にした床に沢山のクモの巣が落ちてきた。
全てが振り出しに戻った。
再び床を掃除し終える頃には夕方になっていた。
すごい疲れた。
半日もあれば終わるはずだったのに想定外が続いてしまった。
少しの休憩の後、女性の様子を見る。
何も変わりはない。
ただただ灰色の髪が美しくあった。
よくみると服はボロボロだ。
白かったであろうワンピースのような服はかなりくすんでいる。
「……流石に心配だな。」
気持ちよく寝ているのを起こすのは気が引けるが流石に健康に悪いと思う。
寝るのは大事だが寝過ぎは体に悪いのだ。
少し揺さぶってみることにした。
……
………
…だが変化はない。
こんな時はどうしたら良いだろうか?
身近なとこにヒントはないだろうか?
……水がある。
かけてみるか?
だが起きなかったときはどうするのだ。
ただ水に濡れるだけになる。
それに、彼女の服を勝手に脱がすのはどうかと思う。
だからと言って何もしないわけにもいかない。
「これ以外に何か方法はないか……?」
…なかった。
いや、思いつかない。
焦っているのかまともな案が思いつかない。
「諦めよう。」
そうだ。
それでいいのだ。
俺は考えるのを放棄して水をかけた。
「んっっ………。」
驚いた。
まさかほんとに起きるとは。
こんな時に何を話したらいいのかわからない。
当たり障りのない挨拶でもしてみるべきだろうか?
どんなものがあるか。
しばらくの沈黙ののちに女性は口を開いた。
「キミはだれ?」
言葉の意味も理解できる。
よかった。
「あー、えっと………」
まずい。
何か答えねば。
聞かれたからには返事をしなければならない。
どうしよう。
……そうだ。
「ごきげんよう。
俺は……
翔也だ。
気分はどうだい?」
今の俺が出せる精一杯の挨拶だった。
……少々焦っていたのかおかしなことを口走った気がする。
とにかく謝ることにする。
理由があったとはいえいきなり水をかけるのは許されないことだろう。
「ふふっっ、変なヒトね」
……これは許されたのだろうか。
わからないがとりあえず濡らしてしまった服をどうにかしたい。
風邪を引いてしまうだろうし、何しろ目のやり場に困る。
間に合わせで自分の作業着を着せた。
応急処置だ。
仕事の合間に考えていました
やっとの思いでヒロインを出せたので気持ちよく寝れます




