表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

“私は一生、○○を愛し続ける事を誓います”という刻印を押された者が浮気したら? 必ず死刑にします!

作者: 七瀬








俺の国では、“浮気が大きな罪になる!”

だからなのか? この国の国王は、浮気防止の為に刻印を押す

法律を決めたんだ!

男女ともに恋愛が国として認められる14歳から、刻印が押される

事になった!

これは! “二人の絆!” 絶対に破ってはいけない誓!



もし? 誓いを破ると? 重い罪が科せられる。

ただ年齢が若い間はそれほど大きな罪にはならないが、しっかり罰は

受ける事になる!



例えば、、、? 

14歳同士で付き合ったカップルのどちらかが浮気をして見つかると?

少し怖いオジサン達に囲まれて恐怖を感じるいった刑や社会の為に

1ヶ月間ひたすらいいことをするいう罰があるのだ!




だが20歳以上になると? 更に罪が重くなり刑務所に入れられる。

結婚なんてしていたら本当に大変な事で、浮気をしてバレたら即死刑!

恋愛の数が増えれば増えるほど刻印の数も同時に体のあちこちに増えていく。

男女ともに懲りない人は多々いるものだ。

何度も恋愛をしては、浮気を繰り返し刑を受けまた恋愛する!

こういう人は? “罪を犯し罰を楽しんでいるに違いない!”







・・・だから俺は1度も41歳になった今も恋愛をした事がないんだ!

最初からこんな法律がなければ俺だって、人並みに恋愛をしていたに

違いないのだが、この法律を知って俺は一気に怖くなり女性を好きに

なる事を最初からやめてしまった。

勿論! “浮気をしなければいい話だよ”という人もいる。

でもさ? 浮気しない保証もないし、ひょんなことから他の女性を好き

になるかもしれない!

そりゃ、その時付き合っている彼女には申し訳ないが、それも運命!

そうならない保証は絶対に俺はないと思うんだ!

それなのに、刻印を押す?

“私は一生、○○を愛し続ける事を誓います”なんて俺には誓えない!







 *







でもそんな俺にも、こんな日が来るなんて思いもしなかった。

そう、俺は初めて女性を好きになってしまったんだ!

彼女は髪をなびかせて、品のある女性だった。

俺はそんな彼女に一目ぼれしてしまう!




『ああ~また彼女にもう一度だけ会いたいな~』

『あの? スミマセン、道を教えてもらえませんか?』

『えぇ!?』

『ココに行きたいんです!』

『あぁ、あの時の女性ひとだ!』

『えぇ!?』

『・・・い、いや? 道が分からないんですよね? 何処に行きたい

んですか? 俺でよければ教えますよ。』

『ありがとう、ココに行きたいんです。』

『あぁ! ここね、俺が一緒に連れててってあげますよ。』

『でも? 忙しいんじゃないんですか?』

『今は休憩時間だし、大丈夫ですよ。』

『何から何まで、ありがとうございます! ではお言葉に甘えて!』

『じゃあー行きましょうか。』

『はい!』





俺は彼女を探している場所に連れてってあげる間にいろんな話をした。

彼女の家族の話や今、ハマっている事! 好きな事、好きな色、好きな

男性のタイプ、好きなところ、好きな物、俺の事も......。

二人で話ていると? あっという間に目的の場所に着いてしまった。

彼女は俺にお礼を言って、そのまま分かれてしまう。

もっともっと俺は彼女の事を知りたかったのにな。

ただ俺は彼女の事を諦める気はなかったから、ここから猛アタックする

事になる!

そして彼女と付き合い、、、。

俺は初めて“恋愛の刻印を押す事となる!”

“ミザリー俺は一生、君を愛し続ける事を誓います!”






ああ、まさか? こんな日が来るとはな、、、!?

俺もやっと大人になれたって事なのだろうか?


最後まで読んでいただいてありがとうございます。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ