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康太と叔母さんと、私と

「今お茶を出すから、待っててねぇ」

「あ、はい。お願いします」

康太の分のお茶が出されて、テーブルにつく。


「それで、康太くんは何を話したいのかしら?」

「あ、えぇと、学校でもさちには話したんですが、友達に入れないで、っていう言葉の真意についてです」

「だ、そうだけど、さちちゃん。学校でも話したの?」

「はい。目立ちたくないって言っても皆の前で頭を下げられました。でもまた来たってことは、まだ納得してないんでしょう」

「ふぅん、女の子に恥をかかせたわけだぁ」

「あの、言い方‥‥‥」

いや、これは叔母さん怒ってるんだよ。


「まぁ、この様子じゃちゃんと納得しないと引き下がらないでしょうねぇ」

「あの、引き下がるって、ただ、俺はさちを幼馴染み、友達だと思ってるのにそんなことを言われて納得出来なくてですね‥‥‥」

「ふぅ、さちちゃんは何か言うことある?」

「なんで納得してくれないのか不思議でならないだけですね」

「じゃあ、なんであんなこと言うんだよ?友達だろ?俺達」

「ちがうわ」

ここはきっぱりと言い放った。


「貴方と私はただ同じ学校に通ったことがある。りこという共通点がある。ただそれだけよ」

「そんな、こと」

「違わないわよ」

叔母さんも同調してくれる。

「むしろなんで、そこまでさちちゃんに固執するの?貴方には他にも友達はいるでしょう?」

「だからって!さちを切り捨てて良い訳がないでしょう!?」

「これ以上、私から何を奪うの?」

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