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康太へ告げる

「「「「いただきます」」」」

食卓についたのは4人。2年生の先輩は部活とかで遅くなるらしい。私と叔母、花谷さんに康太。

メニューはカレーライスにコールスロー。


「うん、おいしい!」

「叔母さんがちゃんと調理したからね。玉ねぎあめ色になるまで炒めてたよ」

「それだけでこんなに変わるなんて凄いね。ウチのと大違い。それに高田さんもお手伝いしたんでしょ?」

「私は材料切っただけだよ?」

「でも幸が材料を均一に切ったからこそだろう?アシスタントとしては凄いことなんじゃないの?」

「まぁ私達の基本的な腕前はこんなもんよね。コールスローのキャベツはさちちゃんが千切りしてくれたのよぉ」

「お店のみたいだよ!?」


ワイワイと食べれるのはやはりカレーだからか。先日のように無神経な一言がなければ私と康介は特段仲が悪いわけではない。

それでも空気を読まないのは嫌いな点ではあるけど。今のも何故か上から話すのだ。


「ねぇ、康介。学校が始まったらなんだけど、あまり私に話しかけないでくれる?」

コールスローを食べながら康介に告げる。

「は?なんでわざわざ‥‥‥」

「迷惑だからだけど、何か問題ある?康介ならすぐに他の友達もできるでしょ?その括りに私を入れて欲しくないの」

「友達に入れないでって‥‥‥幼馴染みだろ、俺達」

「そうね。でもだからといって友達とイコールではないと思うの」

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