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綺麗な彼女は心もキレイだった。

作者: 七瀬
掲載日:2019/12/03





___僕が子供の頃は、、、?

顔が綺麗な女性ひとは、心はブスだと聞いていたが。



___僕が大人になって思ったのは、、、?

顔が綺麗な女性ひとは、心もキレイだという事。





僕が子供の頃は、近所に住んでいる僕よりも少し大きいお兄ちゃん

からそんな風に聞かされていたんだ。 


『___なあ、聡! あの女の人を見てみろ! 顔は綺麗だけど

性格はブスなんだぞ! 性悪女に違いない! 絶対に近づくなよ!』


・・・ってね。


___現に、顔が綺麗な女性ひとは?

本当に、“性格もブス”で。


男を手玉にダマす事ばかりしているイメージが幼いながらに僕も

そう思っていたんだよ。



・・・でも?

僕が大人になって、顔が綺麗な女性ひとは、本当に心もピュアで

純真で性格も素直でいい子なんだよね。


___まるで、ガラスのようなキレイな心を持っているんだ!





___僕の名前は、『解山 聡』25歳、本屋さんで働いているよ。



・・・僕の見た目は?

ごくごく普通で、オシャレには程遠い服装で、変な帽子と丸メガネを

身に着けているよ! それに、顎髭がちょろっと生えているかな。



___清潔感だけはあるように僕なりに見せているのだけど?

僕と一緒に働いている本屋の女の子からは不評なんだよね。


『___取りあえず、その顎髭剃った方がイイよ。』

『___あぁ、ううん。』




・・・という会話になったんだ!

僕は、少しカッコつけたかったから、伸ばしてたのにな。


・・・女の子には、僕の考えている事が分かってない!






___まあ、直ぐにそう言われて、顎髭は剃ったんだけどね。





・・・だけどさ~

僕は顎髭を剃ったおかげで、僕に相応しくない可愛い彼女が出来たんだよ。


彼女の名前は、『田中 由実』22歳の女の子でね! 僕が働く本屋さんの

向かいにあるお惣菜屋さんで今も働いているんだけど。





・・・たまたま、僕が本屋のバイトの帰りに今日の晩ご飯にお惣菜屋さんで

何か買おうと思って入った時に、彼女が僕の接客をしてくれたんだよ。



『___いらっしゃいませ~』

『___あぁ! あ、あのう? コ、コ、コロッケありますか?』

『___ありますが、今日のおすすめは、カニクリームコロッケです! 

良かったら、こちらもどうですか?』

『___あぁ、勿論買います! じゃあ、コロッケとカニクリームコロッケ

を1つずつください!』

『___あぁ、はい! ありがとうございます。』


・・・彼女がそう言うと?

彼女は、僕にニコッと笑ってコロッケを袋に詰めてくれるんだよ。




___僕は、女性に生まれて初めて【一目惚れ】したんだ!


凄く彼女を見た瞬間、彼女の周りはキラキラしててほんのり優しい甘い香水

の匂いがしたんだよ。



___僕はその日から毎日、コロッケとカニクリームコロッケを1つずつ買

って帰るようになったんだ! 彼女に会う為に、、、。


雨の日も、風の日も、台風の日でも僕は毎日、お店が開いていて彼女がいる

時間に、必ずお惣菜屋さんに行くようにしていたんだ。





___そして、僕は勇気を振り絞って彼女に告白をしたんだよ!


『・・・・・・あ、あのう? 僕は君が好きです! 本気なんです!

僕が君を好きな気持ちだけじゃダメですか?』

『___えぇ!?』

『___僕と付き合ってください! ずっと君を大事にしますから!!!』

『___あぁ、ははい。』




___あぁ~半年間も、お惣菜屋さんに通い続けてよかったよ。

彼女とこうして、付き合えたからね!


・・・僕は25年間、女性に自分から告白をした事がなかったから。

緊張で、手汗や脇汗が止まらないし! 心臓がドキドキし過ぎて飛び

出すじゃないかと心配になったぐらい。


___僕はあれほど、、、自分に自信を持てなかった事はないよ!



・・・きっと僕は彼女に“フラれる”と覚悟も決めていたんだ!

___それなのに、彼女に告白したのは?



・・・彼女に告白しなかった事を後で後悔したくなかったから。






___しかし?

彼女と付き合って思ったのは?



本当に、“いい子”でね!

いつも、僕の心配ばかりしてくれるし! 

純粋に僕の支えになってくれているんだよ!



___あんなに、顔も綺麗で性格もいい子なんて!

世の中に、彼女しかいないよ。



___いやいや?

・・・ただ単に僕は、彼女にべた惚れなんだと思う。





最後までお読みいただきありがとうございます。

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