5回戦終了
試合は進み残り2分、86-78と8点リード。ここで俺のストップ&ジャンパーが決まり88-78。試合はほぼ決した。2分で10点はそう返らないし、こっちには冨田がいる。どんなプレスディフェンスだろうと突破出来ると思う。冨田と目を合わせ頷き、ディフェンスに戻る。そこからディフェンスを必死にやり、ファウルゲームを仕掛けられたが91-82で試合は終わった。
「ありがとうございました!」
ついに東三河高校に勝利。県下ベスト8だ。ベンチを片付け通路に集まる。
「お前ら良くやった!今日は明日に備えてゆっくり休め。冴島は俺と病院に行くぞ。検査の結果は追って連絡する」
冴島が鈴木監督と北村コーチに連れられ病院へ。恐らく明日の準々決勝は無理だと思う。あれだけ痛がっていたし、まだ1人では歩けない状態だ。俺は冨田と一緒に帰り、いつもの公園の前を通ると山里が1人で練習していた。
「大和くん!冨田くん!おめでとう!」
試合の結果は冨田が連絡していた。山里は満面の笑みで賛辞を送ってくれる。俺達は礼を言う。
「大和のおかげだよ。大和何得点だよ?」
「あー、わかんね。25くらいか?」
「すごい!え!?」
山里は混乱していた。25得点だとすれば高校での俺の最多得点だ。山里が驚くのも無理はない。
俺達は冴島の怪我の事を山里に伝えた。
「そっかー……大変だったんだね」
山里は残念そうに言う。
「でも明日も頑張らないとね!」
すぐに励ましてくれる。厳しい戦いになるだろうがやるしかない。俺が冴島の代わりをしなけれはならない。




