第1話 天国的な?
気付くと、俺は辺りに何もない、どこを見ても白い空間に居た。
あれ....俺、何でこんなとこにいるんだ?
確か、学校から帰っててそれで......今頃家でゲームとかネットしてるはず.....
あーそういえば目つきの悪い男に殺されたんだった。
死んでみると意外と軽いな。もう思い残す事も無いし......。ちなみに学校でも
ぼっちだったし.....。
はぁ.....
そういえばここって何処だ?
そう思い周りを見回すが何もない。
天国的な......?
とか考えていると、遠くから光る玉のようなものが近ずいて来た。
「え.........」
戸惑っていると光る玉は、俺の近くで止まった。
近くで見ようと寄ってみようとすると、光る玉から声が聞こえた。
「....おまえは死んだ.....」
「っ.......」
男とも女とも違うような今まで聴いたことのない声が聴こえてきた。 何故だか声が出なかった。そういえばこれって、
ネット小説とかでよく見る......
「......だからおまえには次の世界へ......行ってもらう.....」
やっぱりな。っていうか、次の世界ってなんだ?
「あのー......、次の世界って何ですか?」
「..........」
話しかけてみたけど応えてくれないね。
..............
少しの沈黙が続いた。
え、気まずい.....。相手、光る玉だけど。
「......あの」
「では、次の...」
見事に被ったわ
「あ、お先にどうぞ」
「あ、それでは」
おい、この光る玉さっき俺の質問に答えなかったくせに、今普通に喋りやがった。
俺がジト目で見ていると、光る玉は、
「んん"っ」と言って話し出した
「......それでは行ってもらう.......」
え、説明とかないの?
まぁ、説明して貰えないんだったら仕方ない。どうにかするか。
いやー、一回死んだけど異世界かぁ。
どんな楽しい異世界ライフが待っているのやら。
そして俺は、眩しい光と共に意識が飛んだ。