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⑬「Dark Sheep」
僕は黒山羊だ
群れの中の羊でもなくて
白でもない
羊の中に紛れ込むフリークだ
ほらほら 誰がそんな私を
潔く見るのだろう?
仲間に冷酷な視線を注がれるそいつに
羊飼いも手を焼いている
この草原も大地も空も
風も土の感触も水も生命の火も
何一つ誰かが独り占めすることができない
誰のものでもないが、共有できる唯一無二
規則正しい怪電波
誰にも聞こえない虫の詩
矢鱈と現実的なヴァーチャルワールド
羊達は変わらず仕事する羊飼いの側で
夢中にカロリーの無い作られた草を頬張る
僕は見放された岩肌の上
断崖絶壁に咲くような花を見て
竪琴の音色の中 一人眠る




