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詩集・『The Limit of Spirits』②(仮)   作者: 風快李吏


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⑬「Dark Sheep」

僕は黒山羊だ

群れの中の羊でもなくて

白でもない

羊の中に紛れ込むフリークだ

ほらほら 誰がそんな私を

潔く見るのだろう?

仲間に冷酷な視線を注がれるそいつに

羊飼いも手を焼いている


この草原も大地も空も

風も土の感触も水も生命の火も

何一つ誰かが独り占めすることができない

誰のものでもないが、共有できる唯一無二


規則正しい怪電波

誰にも聞こえない虫の詩

矢鱈と現実的なヴァーチャルワールド

羊達は変わらず仕事する羊飼いの側で

夢中にカロリーの無い作られた草を頬張る


僕は見放された岩肌の上

断崖絶壁に咲くような花を見て

竪琴の音色の中 一人眠る



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