逆 リボ払い 革命…67歳のじいさん 、頭で稼ぐを実験中
✦『逆リボAI払い ― 67歳じいさん、頭で稼ぐを実験中』
(1000円の壁を越えて幸せをつくる方法)
---
定食が1000円を超えた。
ラーメンも、単行本も、いまや全部1000円。
昔は「本は1000円を超えたら売れない」と言われとったけど、
そんな時代はとっくに終わった。
わしは今、67歳。
脳の前頭葉が萎縮しとるらしい……。
けどな、それでも“実験”を続けとる。
「お金がなくても、頭を使えば若返らないかな?」
このテーマで、人生の最後の研究をしとるんじゃ(笑)。
---
最近の若い人は、「リボ払い」という魔法の言葉で
“未来の自分”からお金を借りとる。
三菱のカードがいっぱいになったら三井住友。
三井住友が限界なら、みずほのカード。
カードをぐるぐる回したあげく、
「大丈夫、リボがあるから」って笑っとる。
けどな、その「リボ」は“未来の給料の前借り”じゃ。
15年かけて利息だけ払い続けて、
やっと元本が減る――。
算数が苦手だから違うかもしれんけど、
多分そんな数字の仕組みに飲み込まれとるんじゃろう。
---
その間に、TikTokの女の子は背の低さを武器に笑い、
2m10cmのアメリカの女性は天井に頭をぶつけて笑う。
どっちも人生を“ネタ”に変えとる。
そんな話を、あるYouTuberがしとった。
つまりこの時代――
欠点を使えば稼げる。
文句を言えば損をする。
そんなことじゃないかと、わしゃ考えた。
---
背が低けりゃ低いなりに、
背が高けりゃ高いなりに。
親子喧嘩が絶えなけりゃ、
その感情を小説にすればええ。
わしの場合は頭が萎縮しとるから、
その奇想天外な発想で小説を書けばええ。
そんなふうに発想を転換してみたんじゃ。
わしみたいに、文章もよう書けん67歳でも、
その気になれば毎日エッセイを書ける。
誰かが読もうが、読まんでもええ。
それで、誰かの心を救えるなら――。
投稿数だけが、わしの作家人生のバロメーター。
もっと読んでもらうにはどうすればええか?
そんなことを考えとったら、
投稿を始めて一週間で、
何とも言えん希望が湧いてきたんじゃ。
---
ほんまの“副業”は、スマホの中じゃなくて、
頭の中にある。
お金を借りる代わりに、アイデアを出す。
それが、これからの――
**わしの考える“逆AIリボ払い”**じゃ!
---
ここでひとつ、わしの“若気の至り”を話しておこう。
大学を出たばかりの頃、
CBSソニーミュージックのCD全曲集を分割で買ってもうて、
支払いができんで逃げたことがあったんじゃ。
もう40年以上前の話じゃ。
どこまで逃げても、請求は追いかけてくる。
社会人になってから、とうとう職場にまで通知が届いた。
穴があったら入りたい思いじゃった。
あの頃のわしは、何からも逃げとった。
責任からも、夢からも…
---
けどな、そんなわしの人生を180度ひっくり返してくれたのが、
今の嫁さんなんじゃ。
『借りたお金は
ちゃんと働いて返しなさい!』
そりゃ、心にグサッと突き刺さったで…
だけど今は笑える…
わしは嫁さんの支えがあったからこそ、
もう一度、夢を見ることができたんじゃ。
あの優しい支えが、
今のわしの“もう一度夢を見る実験”の始まりになったんかもしれん。
---
乃木坂46の歌に、
「人は夢を二度見る」という曲がある。
わしはこの曲を、毎週カラオケで歌っとる。
何度も、何度も、自分に確かめるようにして…
だってな――
失われた60年の青春を取り返すために、
わしはいま再び夢を見ようとしとるから…。
小説家になって、
もう一度“脳に錯覚を起こす”ことを選んだんじゃ。
---
リボ払いで借りた未来じゃなく、
自分の頭でつくる未来を信じたい。
あの頃のわしがこの姿を見たら、
きっとこう言うじゃろう。
「借りる勇気より、
考える勇気を持てばいいんだね?
そうだよね、おじいちゃん…」
---
幸せはリボの先にない。
それは、誰かの支えと、
自分の“考える力”の中にある。
――だから今も、わしは実験を続けとるんじゃ。
『夢をもう一度見ないか?
叶うわけがないと諦めたあの日の何かを。
人はそう、誰だって、
みんな過去に持ってたはず。
大人になって、やりたかったこと――
あぁ、夢は二度見るもの。』
乃木坂46




