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2話 スケルトン


薄暗い場所だ。


とはいっても魔力感知による視界だから普通の人による視界と同じかどうかはわからないが。


どうやらどこかの通路のようだ。


壁に近づく。


壁をすり抜けることはできないみたいだ。


実体がないからできるんじゃないかと思ったが無理なようだ。


ここだけなのかそもそも出来ないのかはわからないが。



私が通路を眺めていると向こうから何かが近づいてくるのが見えた。


スケルトンだみたいだ。


こちらに向かって歩いてくる。


スケルトンが私に気づいたようだ。


いきなりスケルトンがスピードを上げてこちらに走ってくる。


きっと私が音を聞こえていたならカタカタという歯と歯がぶつかる音が聞こえただろう。


上顎と下顎が走る衝撃でぶつかっている。


私のすぐ近くまできたスケルトンが右腕を振り上げて私に向けて振り下ろした。


スカッ


きっとそんな効果音がついたことだろう。 


スケルトンの手は私をすり抜けた。 


ウィスプの固有スキルは物理攻撃無効である。


そう私に物理攻撃は効かないのだ。




ブン、スカッ、ブン、スカッ



スケルトンが私を何度も殴ろうとして拳を振っているが私に当たることはない。


しかしいくら当たらないとはいえ何度も目の前で拳を振り回されるのはいい気分ではない。


どうしようか?


魔法の取得条件って何だっけ?


全属性の魔法をLv.Exにしていたが何しろ魔法を取得したのは400年近く昔のことである。


ブン、スカッ、ブン、スカッ


かなり鬱陶しい


早く思い出さないと。


このスケルトンにずっと粘着されることになる。


ブン、スカッ、ブン、スカッ



あっ思い出した。


魔法をLv1にするには各属性の初級魔法を魔力最低でも100回詠唱するんだった。


結構時間かかるんだよね。


並行発動も魔法取得する前は使えないし。



火属性の初級魔法はファイヤだったかな?


地道に詠唱するとしますか。




『ファイヤ、ファイヤ、ファイヤ、ファイヤ、ファイヤ、ファイヤ、ファイヤ、ファイヤ、ファイヤ、ファイヤ、ファイヤ、ファイヤ、ファイヤ、ファイヤ、ファイヤ、ファイヤ、ファイヤ、ファイヤ、ファイヤ、ファイヤ、ファイヤ、ファイヤ、ファイヤ、ファイヤ、ファイヤ、ファイヤ、ファイヤ、ファイヤ、ファイヤ、ファイヤ、ファイヤ、ファイヤ、ファイヤ、ファイヤ、ファイヤ、ファイヤ、ファイヤ、ファイヤ、ファイヤ、ファイヤ、ファイヤ、ファイヤ、ファイヤ、ファイヤ、ファイヤ、ファイヤ、ファイヤ……。』


 【初級火魔法Lv1を獲得しました。】


ふう。やっと火魔法を習得できた。


その間もスケルトンくんは諦めずにずっと拳を振っていたけれど。




この際だし、他の属性の魔法も取得させてもらおう。


たしか他の属性の魔法は水魔法はウォーターで風魔法はウィンド、土魔法はストーン、光魔法はライト、闇魔法はダークが初級魔法のはずだ。


 

 【初級水魔法Lv1を獲得しました。】

 【初級風魔法Lv1を獲得しました。】

 【初級土魔法Lv1を獲得しました。】

 【初級光魔法Lv1を獲得しました。】

 【初級闇魔法Lv1を獲得しました。】



『ステータスオープン』


 アストリッド

 ウィスプ♀

 519歳

 Lv1



 魔力:SSS

 物理攻撃力:F

 魔法攻撃力:S

 防御力:F

 魔法防御力:S

 素早さ:E


 スキル

 初級火魔法Lv.1

 初級水魔法Lv.1

 初級風魔法Lv.1

 初級土魔法Lv.1

 初級光魔法Lv.1

 初級闇魔法Lv.1


 固有スキル

 物理攻撃無効

 魔力感知

 

 状態

 健康



よし、ちゃんとスキルがある。


やっと全部の属性魔法を手に入れることができた。


だいぶ時間がかかってしまった。


お待たせしたね、スケルトンくん。


今から倒してあげるよ。


『ファイヤ』 


炎がスケルトンに向かって飛んでいく。


そしてスケルトンの頭部に当たった。




ステータスとスキルで迷走しているので変更が入るかもしれません。

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