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第12話 ギルド長

「次に冒険者登録をしますね。すいません、まだお名前を伺っていませんでしたね。伺ってもよろしいですか?」


「私の名前はアスタ。」



「アスタさんですね。それではこちらの水晶に触れながら魔力を流してください。」



そうソフィーが言う。


「魔力を流せばいいんだよね?」



「はい、お願いします。」


目の前の水晶に触り、魔力を流す。



「魔力を流しながらステータスを開いてください。」



ステータスを?

他人には見れない筈だけど?

まあ言われた通りにしようか。



「ステータスオープン。」





アスタ

種族:??

年齢:??


犯罪歴:なし

所属組織:なし



Lv.1


スキル

魔力操作Lv.10

錬金術Lv.Ex

初級火魔法Lv.10

初級水魔法Lv.10

初級風魔法Lv.10

初級土魔法Lv.10

初級光魔法Lv.10

初級闇魔法Lv.10

初級神聖魔術Lv.10

剣術Lv.10






「見えてるの?」


「はい、でも安心してください。水晶に触れてる人にしか見えませんから。」


「そうなんだ。」



「これがアスタさんのステータスですか。」

ソフィーが呟いたまま黙る。


「何か問題が?」


気になってソフィーに話しかける。



「いえ、すいません。初めてのケースなので少しお待ちください。」



話しかけるとソフィーが慌てた様子で受付の奥に入っていく。




しばらくしてソフィーが帰ってきて言った。


「すいません、少し奥の部屋に移動してもらってもいいですか?」



そう言われて受付の奥の部屋に案内される。


ソフィーがコンコンと扉をノックして言う。


「ギルド長、お連れしました。」


「どうぞ、お入りください。」


扉の向こうから男性の声が返ってくる。


「失礼します。」

ソフィーがそう言って扉を開ける。


扉の先には眼鏡をかけた男性がいた。



「初めまして。私はアクレアレ冒険者ギルド長をしているタレスと申します。」


部屋に入り席に座ると男性が自己紹介をしてきた。



「ギルド長?なんでまたそんな人が?」


私がそう言う。


「いえ、ちょっと貴女のステータスが特殊で判断に困るそうだったので私も確認させてもらおうかと思いまして。」


「そんなに特殊なの?」


「いえ、まだ見てないので何とも言えません。見てもよろしいですか?」



「別にいいけど。」


私がそう言うとギルド長はソフィーが持ってきた水晶に触れる。




「種族、年齢が不明?それにレベルが1。初級ながら六大元素を使える。神聖魔術まで?」



そう言ってギルド長も考え込んでしまった。




「登録出来ないの?」



少し不安になってギルド長にそう聞く。




「すいません、少し考え事をしていました。登録は出来ると思いますが、種族と年齢が不明なのが始めてのことで。」




「種族は人間で年齢はそうだなぁ、21歳かな。」



「それで間違いはありませんか?」


ギルド長の眼に微かに光る。


魔術?いやスキルかな。



「うん、大丈夫。」




私が答えるとギルド長はまた少し考える素振りを見せる。



「わかりました、そう登録しておきます。」


そう言って紙に書き始める。




「それでレベルなんですが、ランクの測定試験でランクが出されるんですがレベルが20以下だとランクの測定試験を受けれずにEからスタートすることになります。」


ギルド長がそう言う。



「Eランクからスタートすると何か問題があるの?」



「Eランクというのは本当に初心者のためのランクなんですよ。安全のためにダンジョンに潜ることもできません。」



「それは困る。私はダンジョンに潜るために冒険者になりたいんだから。どのランクからならダンジョンに潜れるようになる?」


「ダンジョンに潜るためのランクはCからになります。」



「Cランクにできない?」




「はい、スキルレベルを見る限り戦えないというわけではないと思うんですが、いかんせん前例がなくてですね。」



「レベルは上がらない体質なんだよ。」



「本当ですか?初めて聞く体質なのですが。」



「うん、魔物を倒しても私のレベルは上がらないよ。」


そう、私は魔物を倒してもレベルが上がることはない。

これはエルフの時もそうであった。

この身体の問題ではない。

レベルは世界の祝福なのだから。



「どうやら本当のようですね。それならこうしましょうか。特例でランク測定試験をやってもらいます。」



「まあそれでダンジョンに潜れるランクになるならいいよ。」




「それではソフィアさん後はお願いします。」



「わかりました。アスタさんこちらへ。」



「わかった。」



そう言って席を立って扉に向かう。



「ギルド長直々だったのはスキルで確認したかったから?」



そう扉の近くで振り返ってギルド長に聞く。


「わかりますか?」



「ちょっと特殊な眼でね。」



「なるほど。」


そうギルド長が呟く。




「それじゃあ、融通利かせてくれてありがとう。」



「貴女が冒険者として大成することを願っていますよ。」



ギルド長の言葉を聞いて部屋の外に出る。



「アスタさん。ランク測定試験は実戦形式になってます。

いまから演習場に案内しますね。」



そう言ってソフィーは歩き出したので着いて行く。


















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