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ジョン視点

護衛をしていると後ろから誰かが近づいてきた。




警戒する。




剣を構えていると相手から話しかけてきた。




声的には女性のようだ。




少なくとも敵意はないらしい。




剣を納めて欲しいと言ってきた。




「マークどうする?」




「武器も何も持ってなさそうだ。」




マークが言う。




「魔族だったら?」




そう尋ねる。




魔族。邪神の配下であり邪神に造られた人に似ながら人ではないナニカ。


その魔族を統べるのが魔王とされている。





「だったら俺たちはもう死んでるだろ。そもそも魔族なんてもう何百年も目撃されてないはずだ。」




「それもそうか。じゃあ俺が近づいてみる。」




「何かあったら撃ち抜いてやるよ。」




マークが言う。




「頼んだ。」




頼もしい相棒だ。




剣を鞘に納めて話をしに行くことにした。




近くで見ると思わず言葉を失う。




それほどまでに美しかった。




白い髪にところどころ空のような青色が混じっている。




白い服と相まって光を纏っているようだ。




少し固まってしまった。 





話をすると旅人だと本人は言うが、おおよそ神殿の関係者か、貴族だろう。




間違いなく一般人ではないはずだ。




それにしても軽装すぎる。




武器を持っていないどころか荷物すら持っていない。




ここから1番近いのは多分帝都だが帝都を知らないらしい。




帝都から逃げ出してきたお転婆な貴族というわけではなさそうだが謎は深まってしまった。





「どうだった?」




マークが聞いてきた。




「敵ではなさそうだだが。」




「だが?」




「厄ネタかもしれない。」





なんやかんやあってアスタと一緒に帝都に行くことになった。





「つけられてる。」




不意にアスタが喋りかけてきた。




周りの気配を伺うと間違いなさそうだ。




確かにじわりじわりと距離を詰められている。




気づくのが早いな。




盗賊と戦闘になった。




正直驚いた。魔術刻印を刻まれた杖もなしに高速で魔術を使用している。




盗賊の首領が出てきた。




あれは魔術師殺しか?なんであんなやつがここに。





護衛の任務を優先するべきか?そう悩んでいると、オリバーを連れて逃げろとミラは言う。





すまない。そう言ってその場から離れた。




しばらくすると無傷のアスタがひょっこり現れた。




逃げてきたのだと思ったがどうやら違うらしい。




虚空から特徴的な真紅の大剣が出てきた。




ほんとに何者だ?




いろいろあったが帝都に無事に着くことができた。




道中で見せた虚空に物をしまう魔術や万能の霊薬エリクサーを作る能力、そしてA級の賞金首を一人で倒す実力。


どれも無名の人間が持っていて良い能力じゃない。


おそらくどこかで秘匿されてきたのではないだろうか?


別れ際に見せた祝福の言葉と仕草を見ると教会関係だろうか。


まあ命の恩人に変わりはないな。




そうジョンはアスタに何かあったら力になることを心に決めたのだった。



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