幼少期からの私
フィクションと信じたいけど世の中には信じられないくらい壮絶な人生を送ってる人がいる。たまにこんなことは思わないだろうか、この話ドラマ化できそう。
私は小さい頃、自分で言うのもあれだけど裕福な家庭であった。父は会社を経営していて兄弟3人母とも幸せに暮らしていた。そう思ってた。
事の発端はよく覚えていないが、ある日父の怒鳴り声で朝方目が覚めた。そこからとんとん事は進み思い出したくないのか覚えてないのか、曖昧だがその後母と兄弟含め私は引っ越すこととなった。普段怒りもしない温厚な父が聞いたこともない声で話していたのはよく覚えている。
引っ越した当時、私は小学校3年生に上がる頃で笑えるほど貧乏な生活を送っていた。没落貴族かよwと今では笑えるかもしれない。朝ごはん ナシ 昼ごはん 給食でおかわりめいいっぱい 夜ご飯 もやしか小さいカップラーメンを弟と食べる。そんな数年間だった。たまにとは言えないほど水道は止まるし、ガスも止まる。母は働きに出ていて家に帰ってくる時はだんだんと減っていきついには返ってこなくなった。姉は高校生でバイトをしながら私たちを養ってくれていた。母からはたまに生活費が支給されるくらいで毎日苦しかった。
またまたそんなある日のこと。1週間ほどご飯が食べられない日が続いた、3日辺りではことの大きさに気づくはずもなく床に落ちていた母のレモン風味のコラーゲン粉末を舐め凌いでいた。私からすれば夏休みはみんなが思う最高の休みではなく地獄の1ヶ月だった。給食もないので1食食べることが出来ればいいねくらいで…。4日目ではついに異常なほどの眠気に襲われトイレをしたあとその場で眠りについた。体感としては10分ほどだろうかトイレから出ると弟も同じように寝転んでいた。足に力が入らない、声が出しにくく身体の節々は痛い。今思えばあれは栄養失調だろうか?それに近かったことは確かである。どうやってその後過ごしたかな、覚えてないかも。姉に関してはずっとバイトか学校で家にいる時の方が少ない。母から2週間分と言い1000円のみ渡された姉の顔は今でも忘れられない。
そう、私と弟がこんなになってるなんて家に帰ったら眠りについている妹と弟を見てただ寝ているだけにしか思わないである、それか姉は考えることをしなかったのかもしれない。
ドリコム大賞3
生きていることが苦しく感じる。幼少期に負った傷は消えることは無い。今愛情を注がれていたにしても。母親とはなんだろう。私には今も分からない。そんな人に逃げ道となる内容をかけたらいいななんてね