表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

落花生のような恋がしたい!

作者: 七瀬
掲載日:2021/03/21







私は、仕事が終わって家に帰る途中に近くのスーパーに

寄って、晩ご飯の材料とビールを数本と落花生を買う。

晩ごはんの後は、必ずと言っていいほど一人で家飲みをするからだ。

缶ビールを開けて一気に喉を潤し。

おつまみは、落花生と決めている。

落花生は、手で摘まみ殻を割って食べるモノ。

テーブルの上はいつも、落花生の殻のクズが散乱している。

テレビをつけてソファに寝転び寛ぐのが私の日課だ。

私は、なんやかんやと一人の生活に満足している。

でも? 私ももう直ぐ29歳になり周りの同級生や友達は

どんどん結婚して子供の話で盛り上がっている。

私は、そんな彼女達の話に入れずただ頷いて愛想笑い。

私も愛する旦那様と子供達に囲まれた幸せな生活がしたい!

だけど私の現実は? いつものルーティン。

変わらずな毎日を過ごしている。

たまに売り切れでないと違う缶ビールか? 違うお酒を飲むが...。

おつまみの落花生だけは、いつものじゃないとダメだった。

同じメーカのいつもの落花生。

私は、これがないと生きていけない!

以前、よく行くスーパーにいつも私が買う落花生がなくて

スーパーの店員と喧嘩になった事がある!

私が、【どうしてないんですか?】と店員に聞くと?

【最近、売れ行きがいいみたいで売り切れ状態が続いてるんですよ。】

【いつ頃、入ってくるんですか?】

【うーん? 3ヶ月ぐらいは入って来ないかもですね!】

【えぇ!?】

私は、店員のこの言葉を聞いてキレてしまう。

【はぁ!? 早くこの落花生を入れてよ! 私はこのメーカーの落花生

じゃないとダメなんですけど。】

【・・・お客様? 落ち着いてください!】

【落ち着けないでしょ? 私の命よりも大事な落花生なんですよ!】

【それなら、他にもほら? 落花生はありますよ。】

【このメーカーの落花生じゃないとダメだって! 今言ったでしょ!】

【・・・そう、言われましても、ないモノはないので。】

【はぁ!?】

そこから私とお店の店員の女の子は、取っ組み合いの喧嘩になった

所までは薄っすらと記憶に残っている。

次に我に返った時には、、、?

お店の店長が私達の喧嘩を止めて、店員の女の子と私に注意をして

話が終わった。

正直あの事があり、私はお店に行くのが気まずくなってあれから

あのスーパーには行っていない。

ただ運がいい事に、もう一つ家の近くにスーパーがありそこにも

あの落花生が置いてあった事だ!

ここでは、1ヶ月ほど通うようなったがまだ1度も売り切れになっ

た事はなかった。

私はただ、あの落花生を置いてあるお店であれば何処のスーパー

でもよかった。

こんな私だから、誰も私と付き合いたいという男性ひと

現れないのかもしれない。

私は、“彼氏<今の暮らし”の方が何倍も大事だと思っている。

それでも、やっぱり一人で寂しい時もある。

私を癒してくれる男性ひとはいないのだろうか。

たまに、そんな事を思ってしまう。

普通の女の子のように恋をしてみたい!

“きゅん”となるような恋を男性だれかと、、、。

でも、私のいつものルーティンはやめられない。

だから今日も、恋愛の妄想を膨らませながら缶ビール片手に

落花生を食べて、一人の寂しさを紛らわしている。





最後までお読みいただきありがとうございます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ