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6話 剣を教わりたい

お久しぶりです。本当に長らくお待たせしてしまい申し訳ございませんでしたm(_ _)m

 朝起きて部屋から出ると、父さんは仕事をしに、既に家から出た後だった。


「あれ?父さんもう仕事?」


「そうよ、今日はいつもより少し早いの」


 席につくと、お母さんが作ってくれた朝ご飯を食べる。朝ご飯を食べた後、出かける準備をして、お母さんに出掛けてくるといい、家を出るのであった。


 家を出て、父さんの後を追いかけようとするが、既に結構時間が経ってしまっている為、見当たらない。だが、村の中にいない所を見ると、恐らく今日は、村の外の警備に行っているのだろう。

 僕も後を追いかけようと、村の外へと向かう事にする。


 村の入口に着き、外に出ようとすると、僕を止める者が現れた。ケイオスおじさんだ。


「こら!セレン何処に行く気だ!?」


「ちょっとそこまで」


 僕は予め考えておいた言い訳をする。しかし、それはケイオスおじさんには通じず、村の外は危険だからだと戻されてしまった。

 くそぅ、せっかく父さんに剣を教えて貰おうと思ったのにな……。いや待てよ、ケイオスおじさんも村の中では強かった筈、だとしたらケイオスに教えてもらうのもありなんじゃ。


 そうと決まれば、即行動。僕はケイオスおじさんに近づくと、〝ねえ、ケイオスのお兄さん。少し教えてもらいたいものがあるんだけど〟と言い、擦り寄る。


「いや、なにその気持ち顔。そんな顔をしても教えられないものもあるからね」


 この平凡野郎が!!僕の可愛さを見て、何も思わないだと!?少しは、可愛いなぁちょっといいことしようぜ。とか言って犯罪者っぽい行動してもいいだろうに。

 ……まあいい。取り敢えず、ケイオスおじさんに擦り寄る事で会話の流れを作る事が出来た僕は本題を切り出す。


「あのね、剣を教えて欲し「ダメ!!」」


 即答かよ。


「あのね、少しぐらい悩ん「ダメなものはダメ!!」」


「いや、あの被せ「ダメだ!!」」


「…………」


「…………」


「あの「ダメだ!!」」


 駄目だこの男、話を聞いてくれない。いやね、確かに剣を教えてと頼むのは早すぎたのかもしれない。でもさ、最後まで喋らせてくれたっていいじゃん。なんだよ、最後の方なんか、〝あの〟と言っただけで、ダメだ!!と言われたよ。


 ……さて、どうするか。


 この男、もう何を言っても、恐らく話を聞かないだろう。この場を離れるとしても何処行くんだ?と言われそうだし、このまま父さんが帰ってくるまで、この場所にとどまるしかないのか?


 何も思いつかず、ただただ時間だけが過ぎる。もう諦めて父さんが帰ってくるのを待とうとした時、ルーイ兄さんがやって来た。


「おーい、セレンどうしたんだ?」


 ルーイ兄さんは、僕を見つけると駆け寄りながら、どうしたのかを聞いてくる。僕は、これまでの流れをルーイ兄さんに話す。


「父さん、俺にも剣を教えてくれ!」


 ルーイ兄さんは僕の話を聞くと、呆れるとともに、剣の教えを願う事に激しく興味を持った。そして、ルーイ兄さんも教えてと、お願いし始める。


「うっ…」


 ケイオスおじさんは実の息子である、ルーイ兄さんの懇願する顔を見ると呻き始める。僕の時は、何も思わなかったのに、なんでルーイ兄さんだと反応するのかという気持ちもあるが、まあ、実の息子だからという理由で納得しておこう。


「だめだよ、ルーイはともかくセレンには教えられない」


 ルーイ兄さんには教える事は構わないと言うが、僕には駄目だと言う。

 ルーイ兄さんは教えて貰える事になったので、ヤッター!と喜んでいるが、僕はルーイ兄さんが良くて僕がダメな理由を聞く。


「それはな、セレンがカストルの子供だからだよ」


「なんで、父さんの子だと教えて貰えないの?」


「危ないからだ。剣を持つということはそれだけで危険、それがたとえ練習用の木刀だとしてもね。だから教えられないんだ。もしセレンが怪我をしてしまったら、ぼくはカストルさんに合わせる顔が無い。それに、まだセレンは5歳だ。小さければ小さいほど、危険が増える。ぼくが剣を教えてもらったのも10歳からだったし、最低でも10歳からの方がいいよ」


 真面目で、それでいて正論で返してきた。これを言われると僕も、もう教えてとは言えずに黙るしかなくなる。


「わかった、諦める」


「そっか、ぼくもごめんね。でももし、10歳になって、カストルさんが許可を出したら、セレンにも教えてあげるからね!」


 ケイオスおじさんはそう言うと、ルーイ兄さんを現実に引き戻す作業に入る。


「おーい、ルーイ、戻ってこーい」


「やった!やったやった、やった!!」


 ルーイ兄さんは現実には戻ってこなかった。剣を教えて貰えるのがそんなに良かったのか……。そしてそれは、夕方になるまで続いたのだった。


 ケイオスおじさんとルーイ兄さんと別れ、家に帰るとお母さんが夜ご飯を作っていた。


「ただいま、何か手伝う?」


「おかえり、それじゃあこのお皿をテーブルの上に置いといてくれる」


 お母さんはそう言うと、野菜が入った皿を渡してきた。それを受け取り、テーブルの上に置いていると父さんが帰ってくる


「ただいま、二人共」


「おかえりー、父さん」


「おかえりなさい、あなた」


 僕達は席につくと、ご飯を食べ始めたのであった。


 ご飯を食べ終わると、お母さんが洗い物を始める。僕も手伝おうとしたが、やんわりと断られてしまった為、諦める。そして、もう一つの目的を思い出し、父さんを呼ぶ。


「父さん、父さん、剣を教えてください」


 ガシャァァン!!


 後ろで大きな音が聞こえ、振り返ると、お母さんがぷるぷると青い顔をし、こちらを見ていた。


「いま何ていったの、セレン?」


 お母さんは徐々にこちらに近づきながら震えた声で話しかけてくる。僕は、その謎の威圧感に耐えきれずに、今日ケイオスおじさんに剣を教えて貰おうとしていた事を話してしまう。


「そう、ケイオスさんが……」


 お母さんは顎に手を添えると、ぶつぶつと、ケイオスさんが……。と繰り返し、思考の沼に浸かり始める。父さんの方を見ると、こちらは真面目な顔をして僕を見ていた。


「セレン、剣を教えて欲しいのか?」


「はい、教えて欲しいです」


「残念だが、諦めてくれ。セレンはまだ小さい。危険が伴うから教える事は出来ない。もし教えて欲しければ、せめて10歳まで待ちなさい」


 父さんも、ケイオスおじさんと同じく、正論で返してきた。恐らくというか、確実に僕の身を案じて言ってくれていることは分かる。でも僕はもどかしく感じ始めていた。


 いや、正しい事を言っているのは分かる。確かに僕は子供だし、小さい。だけど、精神的に見るなら十分な大人だ。だけどここまで子供として見られると、苛つくものでもある。たとえそれが、完全なる八つ当たりだとしても。


「わかりました。10歳になるまで、諦めます」


 僕は、そう言い残すと部屋にと戻る。後ろでは、お母さんが何か言っている気もしたが、スルーした。


 ☆☆☆


 深夜、父さんの仕事道具が置いてある部屋では、コソコソと動く人影があった。僕だ。あのあと寝てしまった僕は、中に目が覚めると、寝れないほど目が冴えてしまっていた。


 そして、今は父さんの仕事部屋に忍び込んで、ある事をしようとしている。そう、魔物を倒しに行くのだ。ケイオスおじさんと父さんは10歳になるまでと言っていたが、ここで僕が魔物を倒すことにより、あぁ、なんて俺達が愚かだったのか。と教えてやる。そして荷物を漁っていると、一つの武器とランタンが見つかる。


 これは……短刀?


 それは刃渡り40cmの短刀だった。赤黒い鞘から抜くと、刃は黒く、カッコイイ。うん、これにしよう。重さも片手では振れないだろうが、両手で持てば何とかなる。そして剣を差す剣帯も探す。

 ランタンは普通のだが小さく、腰に付けれるタイプのものだった。後は、念のために小さめの水筒を持つと、水筒に水を入れて家を出る。目的は近くの山だ。そこに行けば、強くはなくともなんかの魔物が居るはず。


 山につくと、山道を歩き始める。ランタンを使い明かりを確保しているが、もし無かったら何も見えないと思えるほど、山道は暗かった。ランタンを使っても1メトル先は見えず、時々、山道を外れそうになる。何度も道を修正しながら進んでいると、大きめの広場が見えてきた。山の頂上だ。この山は、標高数100メトルなので、昔に富士山を登っていた僕には楽勝だったようだ。


 心の中で、ドヤ顔をしながら、次にどうするかを考える。元々僕は、山に魔物がいると思って登ったのだ。しかし居ないとなれば、別の場所に行くしかない。だが、楽勝とはいえ子供の体では登るのに時間が掛かった為、今から別の場所に行こうとすると夜が明けてしまうだろう。


 少し悩んだが、もしも父さんとお母さんに外に出ているのがバレたら、それも村の外に出ているとバレたら、どんなお叱りをいただくか分からない。お叱りを貰うのは構わないのだが、長い時間拘束されるのは嫌なので、真っ直ぐ家に戻ることにした。


 山道を戻っていると、突然、何かが走っている音が聞こえた。そしてそれは後ろから聞こえているのだと、すぐに分かった。


 ドドドドドドドドッ!!!


 いよいよ大きくなり始めた音に、後ろを振り返ると、大きな猪がこちらを見据えて突進してきているのが見えたのだった。

皆様、お久しぶりです。僕です。

今まで何をしていたか。ですか?

申し訳ございません、本を読んでいました。

いやだって、聞いてください。最近はTS系の本が増えてきていて、読むのが楽しいんですよ。他にも普通に面白い本もありまして、ついつい読んでいると、時間が経ってしまうんです。

いやマジですみませんでした。本が面白いのは事実です。しかし、まあまた今度でいっかといい放置していたのも事実です。申し訳ございません。

今後も不定期で今回と同じぐらいの期間が開くことがあるかもしれません。それでも見ていてくれる人がいたら、どんなに期間が開こうとも、例え地獄に落ちようとも、続けたく思いますので、応援宜しくお願いします!!

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