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バベルの登塔者  作者: Crowley
一章 どこまでへも続く道
16/41

ガリア辺境伯爵の独白

八割台詞です。

文才の無さが恨めしい。

「そもそも、ガリア家は先祖代々身体が貧弱で魔力量も少なく軍人には向かず、主に文官として宮廷に名を馳せる一族だ。見ての通り、今の俺は体格が良く武に関してはある程度の自信はあるほどだ。だが、俺の息子たちや父親、祖父となると皆一様に剣も振れないどころか持てない奴もいる。そのために皆文官として宮廷に名を馳せた訳で、それでよいと考えていた。六代前のマクベス・ナルキス・ガリアまではな。マクベスが子供の頃、その父親が戦争に向かわされた。マクベスは弱いこの一族をなぜ連れて行くのかと、子供ながらに疑問に思ったがそれでも、戦に向かう父の背中を見て格好良いと思った。勿論、後方指揮をしていただけだが実際に戦っているとマクベスは勘違いしていた。ある日、マクベスの元に後方に奇襲攻撃があり、ガリア辺境伯が死んだと言う報告が入った。マクベスは当時軍人として勇ましく死んだと母親から聞かされていたが、成人して晩年の母から聞かされたのは、死んだ父親の真実だった。もし、父が軍人だったら?もし、『ガリア』が戦えたら?そう思うとマクベスはあることを決意した。それは死者蘇生と不老不死に並ぶ永久に生き長らえる魔法の最終地点、魂魄移植を成功させることだ。だが、疑問に思う点が一つ、何故魂魄移植を決意したのか?違う、それでは正しくない。何故肉体改造ではなく魂魄移植なのかが正解だ。理由は一つ、肉体改造では自分の肉体が強くなるだけで根本的な『ガリア』が強くなる訳ではないからだ。魂魄移植が出来ればより強い肉体に自分の魂を移植すれば新しい強い『ガリア』が子孫に残る。勿論、それでは元の『ガリア』とは血がつながらないが、しょうがない事だと割り切った。何故ならそれが『ガリア』にとって最善だからだ。今だから言えるが養子を取りたくないと思っていたマクベスだったが、血がつながらないのであれば養子を取るのと何ら変わりはないことに気がつかない。そうしてそれから何十年もの間ずっと研究漬けだった。研究過程で必要になれば、奴隷を実験体に魂魄を取り出してみたり、最も研究過程で苦しんだのは魂魄移植の際に血のつながりが必要であると判明した時だ。今でこそ勇者達が齎したDNAがどうのこうのと言う生物学的な話があるが、当時はそんなものは無いが故により強い『ガリア』をつくるためには肉体改造しか方法が無いのかと考えた事もあった。がしかし、思い直し魂魄というものの本来の役割を考えた時、その大きな壁は一瞬にして取り払われた。生物は肉体、精神、魂の三つで構成されていて、肉体というコップに精神という色の魂という水を注いだのが生物となる。強い『ガリア』と言うのは膂力と魔力とが揃った状態のこと、膂力は肉体に魔力は魂によって決まる。片方が欠ければ強い『ガリア』ではなくなる。それなら、精神は?何を『ガリア』たらしめる?そう、精神は記憶によって『ガリア』を『ガリア』たらしめる。話が飛んだが、魂は本来は魔力を保つ為の物。それで個人を特定できるもの。なら、何故魂魄について執着する?できるようになったとして、それで誰に使うというのだ?その結論に至った時、マクベスは四十歳に差し掛かる年齢だった。一瞬にして壁が取り払われたのは問題が解決したのではなく、根本から間違っていたことからくる新たなスタート地点に立ったが故のものだった。マクベスは新たな人生の大きな課題を手にした。『己の魂と精神を用いて子供にこの研究を継がせること。又は己の魂と精神を子供に複写してマクベスからマクベスの息子になること』だった。誰もが思う、鬼畜だと。こんな計画に賛同してくれる人はいないだろうと。幸いなことにマクベスには妻がいなかった。だがそれで幸いだったのはマクベスの妻となっていただろう人で、その代わりに不幸を被る人間がいた。先程言ったように、魂の移植には血のつながりが必要だった。同様に、魂と精神を複写するための器もマクベスと血のつながりが必要だった。マクベスには一人、姉がいた。彼女はきつい性格だった為に結婚には向かなかった。ここまで言えばわかるだろう。マクベスは己の研究のために近親相姦をした。残念ながら、マクベスには妹も一人いた。こちらも性格上の問題で未婚者だ。マクベスは成功率を上げるために妹までも手に掛けた。想定通り、二人は子を孕み産むことが出来た。姉の子が男の子だった。そこから、直ぐに乳母を雇い入れ、乳母が来るまでの間に魂と精神の複写を行った。勿論、魔力量の少ないマクベスだけでは肉体を賭してでも足りないだろうと予測し、妹とその娘と己の肉体とで息子に魂と精神の複写をした。それほどの犠牲を払ってでも行った複写は、精神のみ成功した。マクベスの子供として生まれたその子は見事、マクベスの狂った精神を保ちつつ成長して見せた。同時に近親相姦からくる精神疾患は無く、代わりにマクベスを超える狂人ぶりを見せた。マクベス2は母を犯し、生まれた娘でさえも犯し、己の実験体を増やし始めた。魂は正常、しかし精神は異常。狂ったまま先代の研究を続け次の代に世代交代する際には、魂の複写をもして見せた。マクベス3は二人の狂人を精神に宿しながらも必死に抗いながら研究を続けたが、マクベスの転換期と同時期に屈してしまい、マクベス2と同じくらいに狂人になる。マクベス4になると、研究に終止符が打たれる。マクベスよりも大幅に魔力が高まっている。これは何度も家族(イケニエ)を捧げてしまった事により容量が増えたのだろう、本人の魔力量だけで複写が両方とも出来るようになっていた。肉体は貧弱なままであったが、大魔法使いとして名を馳せる事が出来る。そんなことはマクベスの精神が許さなかった。マクベスの求める先は強い『ガリア』、半分成功しただけで何が完成かと。結局のところ、血のつながりがダメだった。マクベス5の行き着く先はそこだった。故に人造人間をつくることに執着した。魔法陣や錬成陣を研究し、肉体だけの人造人間(ホムンクルス)は成功で血のつながりだってあれば強靭な肉体ですらあるが、結果だけ言えば失敗だった。なぜもなにも魔力を持たなかったからだ。今までは増えた魔力量が同じほどの子供であったために複写は成功していただけであって、真っ白なキャンパス(にくたい)色の付いたペンキ(せいしん)を塗りたくることは出来ても真っ白な絵の具(たましい)を塗ったところで何もない。一人で複写が出来る魔力量なら肉体を失う事がなくてすんだお陰で、マクベス6に引き継ぐ事ができた。つまりそれが俺の親父だ。親父はホムンクルスに魂を付与する魔法を開発し、今の原型となるBHF-1、CHF-1、SHF-1を造った。女性型だけなのは元々男性型を造る予定もあったが、女性型が完成してからにしていたが男性型を造る前に俺が生まれた。それまで親父はマクベス達を押さえつけていたものの、俺にマクベスを植え付けようとした。それをお袋が力ずくで止めた。両方とも『ガリア』だから魔力の多い親父が勝ち、お袋を殺してしまう。それで正気に戻り、またマクベス達を押さえつけ俺の背中にある魔法陣を彫った。『循環(サーキュレーション)身体強化(・フィジカル・アップ)』と『永久治癒(エタニティ・キュアー)』の二つだ。効果は、大気中の魔素だけを使い強化して、効果時間が切れたらまた強化するという流れを繰り返す、という前者と、怪我などを大気中の魔素で治癒し続けるという後者。両方共欠陥が一つあり、前者は強化し続けるために通常は筋肉痛になるだけの怪我でも、身体がついて行けずに酷くダメージを受ける事になり最悪死んでしまい、後者は過回復と同様に過治癒というものがあり、薬も用量を間違えれば毒になるように、自己修復能力を高める治癒魔法は高めすぎれば身体に異常をきたして死んでしまう。これは双方の欠点が欠点を潰した共生した魔法になっている。これは俺の魔力を一切使っていない。親父は俺にマクベスの知識を纏めた研究書を渡して自殺したお陰で、俺はマクベスにならずにすんだ。これが『ガリア』を他の貴族共が『性癖殺し(セクシャルキラー)』と呼ぶ理由だ。」


と、長々とガリア辺境伯は語る。正直、なにがなんだかさっぱりだが、纏めるとするならば。


「先代までは周りから近親相姦と嗜虐趣味の性癖により、妻や子供を殺していたように見えた事から呼ばれた……って事ですか?」


うむ。と、ガリア辺境伯は首肯する。なる程、それならそうと言ってくれれば良いじゃないか。何故そんな長々と……とは言わない。だってそう呼ばれてたのは当代だけだと思ってたもの。まさか、ねえ?


だがしかし、それなら当代が呼ばれる理由が分からない。そう考えていると察したのか、ガリア辺境伯がまた語り始めた。


「何故今も呼ばれているかと言うとそれの余波もあるが、とある獣人達との契約で奴隷となったその獣人達の種族をそこに連れ戻す事になっている。端から見れば、獣人がガリア辺境伯邸に入ってから行方を眩ましたので、ガリア辺境伯が殺したんじゃないか。先代までで近親とは言え前科があるからもしかしたら……?って考える訳だ。それが俺も呼ばれてる理由だな。」

「ねぇ、なんでさっきのも短くしてくれなかったのよ?明らかに知りたがるのはあんたの理由じゃない。先代なんてどうでもいいのよ、ね?あなた?」


こっちに話を振るのやめて。巻き込まないで。そんな俺とフローラを見てガリア辺境伯は苦笑している。ノルンは話について行けずに目を回している。


話を戻すが『性癖殺し(セクシャルキラー)』の由来は知りたかった事ではある、しかし何だろうこの違和感。何か違う。服装は特に何も無いし話自体に……


「あの、もしかしてBHF、CHF、SHFを今のレベルまで試行錯誤したのって……あなたですよね?マクベスにはならなかったと言ってましたけど、この研究は未だ狂ったままですよね?」

「ほう?そのまま続けろ。」


一言促すと、瞑目し雰囲気がガラリと変わる。これは初めて会ったときの威圧ではなく、俺に手を出したBHF-216に対する────────殺気。


「先程、ある獣人の種族に頼まれたからその種族に送り返すと言ってましたがそれは無いですよね。それなら、同一の種族を集めれば良いものを何故そんな多種族の獣人をここに連れてくる必要があるのです?抑、行方を眩ましたと言うのが可笑しいですよ。送り届けるならばそのために御者が必要になるはずです。その御者でさえ見つからない、あなたの手の者だとしても、目撃者を片っ端から消していく事なんて出来るわけ無い。しているなら今頃街がここに存在しませんよ。そんなことよりも、狂人の研究を引き継いだ人間がまともな精神をしているなどそれこそ可笑しな話です。ここにきて疑問に思ったのはBHF、CHF、SHF彼女らが何故同じ顔なのかということ。ホムンクルスであるということからこの疑問は解消されました。がしかし、そして新たな疑問が。彼女らの魂ですよ。どうやって創り出したのか、創っていないのならどこから調達しているのか。消えていく獣人、ホムンクルスの魂の出所、狂気の研究。この三つから導き出されるものはただ一つ。あなたは私兵団を作りたいのかはたまた未だに強い『ガリア』に拘っているのかは知りませんが、立場の弱い獣人奴隷を使って魂の研究を続けてきたんじゃあないんですか?俺の推理は間違っているでしょうか、ダンテ・ナルキス・ガリア辺境伯?否、─────マクベス・ナルキス・ガリア辺境伯?」


そこまで言うと、ガリア辺境伯は顔を覆い隠し高笑いをすると、指の隙間から覗く赤い視線がこちらを鋭く貫いた。


その瞳に宿っているのは計画を見破られた恐怖でも、生かしてはおけないという殺気でもなく、ただ純粋な歓喜。理解を示した者を歓迎する歓喜だけが彼の瞳を支配する。


それから徐に立ち上がり本棚をずらすと、その下に人が一人入れるほどの隙間があり、壁に沿って梯子が伝う。彼は一言付いて来いと言うとその隙間の中へ入っていった。


これはドラマの最終章でラスボスが計画を見せつけてくるやつと同じ雰囲気がある。それを肌で感じ取り無意識に喉を鳴らす。


フローラは特に興味無いようなのでノルンを連れ立って梯子をくだる。降り立つまでは機械音とジメジメした外気が肌を舐める。


底には扉があり中に入ると薄暗くドーム状で、培養槽にカルゼさんの地下室にあったエリクサーと思われる液体が満たされ、中にはBかCかSかは分からないがHFシリーズがいる。


培養槽はドームの壁に沿って隙間なく立て掛けられ、中心には俺らに背を向けて仁王立ちしたガリア辺境伯がいる。どうせまた瞑目しているのだろうが、突然俺らが来たのを察したのか語り始めた。


「お前の言った事は残念なら半分外れで半分当たりだ。親父の研究を一段階進めていることは当たっている。ただし俺はマクベスではなく、ダンテだ。同じ様に狂っているのは認めるがな。だが……………それがどうした?」


そう言って顔だけ振り返り厭らしく嗤う。


「一般的に言えばそれは鬼畜、非道、外道、人非人、非情無情。そう呼ばれるだろうな。だがな?俺にとってはそれが普通だ。それが一般的なんだよ。だから、俺は絶対服従のホムンクルスしかこの屋敷には入れない。何故なら俺を理解出来ないから。」


だが!と声を荒げて体ごとこちらを向いてまた話し始める。


「『狂愛』がいた!奴は唯一俺を否定しなかった!この狂っていると思われているこの俺が!それもそうだ、あいつも狂っているのだから!」


そう、彼女は狂っている。だが、それが何だというのだ。彼女を認められる俺は狂人なのか?


「お前も俺を否定しない。だから狂っている?いや、そうじゃない。お前はどうでも良いと思っているんだ、獣人がどうなろうと。お前が欲しているのは真実だけ。その後どうなろうと知ったことではない。そこには可哀想なんて偽善もない、ただただ冷酷に真実だけを求める。狂ってはいないが異常。それがお前だよ、ヴェア・ヴォルフ。」


そう言って扉の方へ、つまり俺らの方へ歩き出し俺の真隣に並ぶ。


「ここを見ても目の色を一切変えないのがその証拠だ。」


そう呟いて俺の肩を軽く叩く。通り過ぎてから振り向く。


「記憶……早く戻せよ?俺はあっちの方がいい。」

「おい、それどういうことだ!何故知ってる!」


彼は手を振りながら扉の奥に消える。閉じられた扉からは異様なまでの存在感が感じられ、手が出せない上に目が離せない。


「何で……彼が知ってるんだ……?」

「ご主人……様?大丈夫ですか?」

「ん、あぁ、ありがとう、ノルン。」






二人で馬に乗りラヴェルを目指す。結局、彼からは知っている理由は聞けず、思い出せば分かる、とだけ言われしずしずと引き下がる。


元々、彼の言ったように彼の研究に興味はなかった。というと語弊があるが大まかにはそういうことだ。


実は、もしかしてと思いカルゼさんの研究書の束を見直してみるとガリア辺境伯の『ガリア強化計画』という書類が発見された。


ノルンは相変わらず何も知らずに俺を見つめている。そうだ、彼女にはまだ説明するのにはまだ早いのだし、する必要も無いのだししなくていいよな。


それよりもフローラだ。執務室に戻るとソファーでぐっすりと眠っていた。ガリア辺境伯には彼女にそのまま眠ってもらうように頼むとあっさりとOKしてくれた。


彼はこれからは罪を知ってなお通報しなかった共犯者として呼び方はダンテで良いと言っていたが、俺は一度も通報しないなどと言ってはいない。する気はないけれど。


とりあえず、フローラはダンテ預かりで俺を追ってくるのは止めなくても良いといっておいたが、二、三日すればまた俺を追って来るだろう。


心機一転、改めてラヴェルに向かおうと決める。身体強化の魔法を聞いて一つ試したいことが出来たがそれを試す相手がいない。


馬を使い潰す訳にもいかないし、どうすればよいかと考えていると丁度良いところに酔い兎(エールラビット)が通りかかる。よし、こいつにしよう。


身体強化から構想を得た魔法。身体強化は一時的に身体能力を向上させる魔法であるが、ダンテに彫られていたのは永続的な身体能力の向上である。


身体能力を向上させる理論としては、予想しているもので二つある。一つは魔素が直接筋繊維の代用となることで身体能力の向上を図る。もう一つは筋繊維の成長を一時的に急速に促して向上させる。


前者にはまず代用とされた筋繊維がどこにいったのかというところでこの理論自体に欠点があり、後者にはそれをすれば筋繊維に多大な負荷がかかるという性質上の欠点がある。


ダンテは治癒魔法を永続的にかける事で事なきを得ている事から、恐らく理論は後者が正しいのであろう。がしかし、それでは一般的な冒険者などがどうやって身体強化の魔法を使っているのかが気になるところである。


必ず治癒魔法と併用しているのだろうか?それとも魔法としてダンテの魔法が劣っているのか?それは恐らくどちらでもない。魔法陣として行った弊害が筋繊維の摩耗であると考えるべきだ。


よって、身体強化は一時的に筋力が増加するだけで、それ以外に目立った効果も副作用も無い魔法。


それならば、筋繊維代用理論で考えればどうなるのか。それが今回考えた魔法。命名するのなら─────────『身体破壊(フィジカル・ロスト)


魔法としての効力が酔い兎に回る。辺りを駆けていた一匹の酔い兎は足をもつれさせ、その勢いのまま木に衝突する。その魔法に対する魔力供給を一瞬だけ行う事で身体能力を強化させずに、筋繊維だけを破壊している。


馬から下りて酔い兎を手に取ってみると、見事に筋肉が無くなり柔らかく骨をよく感じる事が出来た。心臓も筋肉が無くなり止まっているようだ。


今日の昼飯を確保出来たところで、ノルンと共にまた出発する。必ず殺してしまう魔法が多くなってしまうが、非殺傷系が思い浮かばない。


「なーんか、怖いなー。」

「そうですか?凄いと思いますけど?」

「そう?それならいいや。さ、アナスタシアも待ってる事だ、大急ぎで帰るぞ!」

「おー!」


彼が開発した必殺の魔法は後世で『殺戮(O.T.K.)』と呼ばれ、彼自身も『殺戮の創造主(デス・クリエーター)』と呼ばれることになるのは今の彼らには知る由もない。

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