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バベルの登塔者  作者: Crowley
一章 どこまでへも続く道
11/41

閑話 とある男の決断

行き詰まって書いてみた、いつか出そうと思っているキャラの前日譚。

今後も同じように出すと思うので、このような形で入れてみました。

隔週だったけど今回は特別さね。

同じような事をたまにします。

ジリリリリリリリリリリリリリリリリリ…ガツン!




「うがっ、っつー今何時だよ…ってうぉおい!」




古いタイプの目覚まし時計が少し傾いた机からずり落ちて俺の額に当たる。横に転がって行った目覚まし時計を確認すると、短針は八、長針は四を指している。



午前八時二十分。普段目覚めるのがこの二十分前であり、ここから学校までは十五分、遅刻は八時三十五分。つまり、ギリギリ。



大急ぎで支度を済ませる。日課の仏壇への祈りも忘れない。ドタドタと足音をたてながら走り回る。過疎りまくったこの町では………村では戸締まりだって関係ない。



自転車を全力で漕ぐ。漕いで漕いで漕ぐ。漕ぎまくる。信号?そんな野暮なモノはない。と、言うより機能してない。バスと併走できるこの脚力は壊れかけたこの電動自転車と相性がバッチリだ。



ギャギィィィィィイイ…………ガゴォォォォォン!



「うがっ……あべし!よっしゃ、二分前!」



全速力で駐輪場の柱にタイヤがぶつかり、体が放り出され背中を地面に打ち付ける。柔道の授業でひたすら培った洗練された受け身は、着地?の衝撃を分散させるも背骨に大きなダメージを与えた。



腕時計を確かめると三十三分、全力疾走をすればまだ教室に着くか………も?取り敢えず全力疾走あるのみだぜ!



下駄箱から靴を取り出し脱いだ外履きを代わりに入れる。その間一秒にも満たない。四階の教室までに階段は百二十段、一秒一段で登り鐘が鳴る。教室までは三十秒、鐘の長さも三十秒。



叩き付けるようにして開いた扉でギリギリセーフ。



「よっし!ギリギリセーフや!」

「バカか、アウトだアウト。アウト中のアウトだよバカが。」

「ウッソ、それじゃあ後一回で留年じゃねぇか!」



こんなド辺境の小中高エスカレーターの学校であれど留年はある。そうなれば町………村の笑い物だ。理由も理由だからクズすぎる。



あそこのうちの子留年したらしいわよ、なんて噂をたてられたらネットでヤバい動画が拡散されるよりも早くに奥様方の耳に入ってくるはずだ。



クラスメートたちの笑い声と共に俺が着席すると、隣のタカシが嘲笑の眼差しで口元を抑えニタニタしている。うわー、うぜぇー。



「あだぁ!テメェ何してくれてんのや!」

「いや、丁度いい額があったからつい脊髄反射で。どうだ、パチンコ玉を指で打ち続けて鍛えたこの正確無比なデコピン(スナップピストル)はぁ!」

「おいそこ、ショートホームルーム中だぞ。なんなら十年鍛え続けた俺の一撃必殺のボディーブロー(ブラストマグナム)でも受けてみるか?サンドバッグにしてやる。」

「「すみませんでしたぁ!」」



担任の体罰宣言を平蜘蛛のように廉頗負荊する。それはもう、床のタイルを抉らんばかりに文字通り土下座をしようとしたまでに。



取り敢えずその時は直ぐに流されて、放課後に担任から赤紙を渡されるそうだ。雑用で死ぬほどこき使われるくらいならば………くっ、殺せ………!











キーンコーンカーンコーン、キーンコーンカーンコーン、キーンコーンカーンコーン、キーンコーンカーンコーン…………ツッ



「昼飯じゃあ!いざ征かん、我等が戦場へ!」

「生き残ってくれ我が愛しの焼きそばパンよ!」



昼食は戦争である。皆が購買へ向かうため、階段と踊場は数少ない生徒たちでうじゃうじゃとしている。それが日常。



昨年、階段から転げ落ちた生徒がいたため、以前まで暗黙の了解であった「チャイムが鳴り終えてから」が、校則となった。俺らは知ったこっちゃないが、遅刻よりも重い罰があるので逃れることは出来ない。



今日もタカシとふざけながらチャイムが鳴り止む程で階段へ向かうも誰もいない。ふと、ある予想が頭を過ぎる。いや、そんなはずはない、そう考えて頭から嫌な想像を消し去る。



世紀末のザコのようにヒャッハーしながら階段を降りていく。タカシとともに到着した購買は、シャッターを丁度降ろしているところだった。



「おばさん、今日やらないの?」

「え?ああ、2-Gのお馬鹿さん達かい。今日は元々定休日の予定だったんだけどねぇ、間違えて来ちゃったんだよ。」

「そっか、そりゃあ残念だったな。分かった、じゃあ帰るわ。」

「まちんさい!ほれ、腐るともったいないからねぇ、アンタら焼きそばパン好きでしょう。持っていきんさい。」

「お、おばさんありがとう。あ、プリンある?」



そうこうしてイレギュラーもあったがまあ、結果オーライだろう。二人分の焼きそばパンとプリンを貰って屋上に向かう。



「おばさん、いてよかったよな。お前はともかく、俺は弁当今日忘れちまったからな。」

「ともかくってなんだよ。」

「遅刻したじゃん?それはもう毎度のことだし、自業自得だから。」



遅刻じゃねえし!と喉元まででかかったが何とかして我慢した。俺は大人なのだ。



屋上へは二つの鍵が必要である。先輩方の努力により、先生達にはバレず(そんな事ないかも知れないが)、合い鍵を作って受け継がれている。



屋上に上がるとそこから綺麗な景色が覗ける。紅や黄が混ざりあい橙にも見える山間や、街路樹の禿かたがやはりここはこの国においてもド辺境なのだと改めて感心させられる。



「なぁーに黄昏てんだよ、ベンチに座って早く食おうぜ。」

「せやな。」



ゆっくり二人でベンチに腰をおろすと古くなったプラスチックがギシギシと音を立てて歪む。このベンチ、いい加減換えないと怪我人がでると思うんだよなぁ。



「焼きそばパンって何でこんな旨いんだろうな。」

「んー、あれじゃね、炭水化物に炭水化物だからじゃね?ほら、オムライスとか。」

「あー、ね。てか、卵って炭水化物じゃなくてタンパク質じゃん。」



「次の授業って何だっけ?」

「あー、確か数Ⅱだったと思う。」

「やべ、宿題のプリントやってない。」

「はっ、ざまぁ。さっさと竹ちゃんに怒鳴られろ。一問百円だぜ?買うか?」

「いや、お前より生徒会会計の佐伯の方が数学得意なんだから普通そっちに聞くだろ。そーいえば書記の佐伯って頭の方はどうなの?」

「んー、国語と英語はずっとバカ高かったな。他が全滅だったし、相殺されてたけど。」



「あびゃあ!」

「どうしたんだってうぉ。」

「クソが、死ねクソ烏!」

「お、(フン)だけに?」

「はっ、気付けなかったお前が悪いんだかんな?」

「なにが?」

「ほれ、肘の裏と肩の後ろ。」

「クソが、死ねクソ烏!」



「俺もう早退する。」

「えー、何で?ダブるかもなんだろ?」

「俺はあのクソ烏の所為で非っ常に体調が優れないのだよ。」

「臭いから近寄んなよ。てか、洗わないと固まるぞ?」

「嗚呼、我本日ハ体調ガ不良ニツキ、早退セザルヲエズ。我ガ友タカシヨ。竹チャンニウ伝エタマヘ。」



キーンコーンカーンコーン、キーンコーンカーンコーン、キーンコーンカーンコーン、キーンコーンカーンコーン…………ツッ。











鐘がなったとき、俺は既に自転車をギコギコ漕ぎながら家までゆっくりと進んでいた。今はもう学ランが無いと肌寒い季節であるが、あんなものがついてしまった今、そんな事は関係ない。



さっさと家に帰って学ランを洗おう。そんなことを考えなら漕いでいた俺だったが、ふと、ガキャンと音が聞こえてくると同時、ペダルが軽くなる。まさか、今朝のあれで……



「あっちゃぉう……手押しで徒歩はキチィぜ……」



今朝の柱に打ち付けたのが悪かったのか、少し歪んだタイヤと外れたチェーンが電動の部分に絡まってとれなくなったことで、祠の前で壊れてしまった。



この祠、実は以前から変な噂があって近付くものは少ない。ある者は何かの断末魔が聞こえたと言い、またある者は何かの鳴き声がしたと言う。更に、ある者は笑い声が聞こえたと言う。



三者三様な不気味な現象、もとい動物の生活音は例え辺境であったとしても夜中に聞けば恐怖するものらしい。………まあ、俺は原因が分かっているから呆れこそすれど恐怖はしない。



「あぁー、肌寒いなぁー。夕飯、何にしよう?」











この坂を下り、左に曲がり橋を渡る。最短距離の裏道の裏道を使って帰ってきても、それでも行きより数分は遅い。漸く着いた自宅の裏の勝手口から帰宅する。



「ただいま~っと。満月ー、居るんー?」



長月満月(ナガツキ ミツキ)。先日死んだ親父の、アバズレ女が置いていった腹違いの妹だ。学校に馴染めず、親父から受け継いだこの家に住み着いている。



呼ぶと直ぐにドタドタと足音を大きく鳴らして二階から降りてくる。これだけ元気があるなら小学校くらいなら全然馴染めると思うんだがな。



「兄ぃーー!おかえりなの。みっちゃんお腹空いたの。お昼ご飯はいつなの?」

「あのな満月、兄ぃは学校から帰ってきてへとへとなの。ついでにあのオンボロ電チャリまでも壊れたし、もっといえば烏に糞を引っ掛けられて精神的には這々の体なの。みっちゃんはいい子何だから、少し待ってなさい。それと、今日はみっちゃんの好きなおでんを夜ご飯にしようと思ってるから、いい子にしていたら白滝と巾着を三つにしよう。」

「わーい!おでんなのー!お・で・ん!お・で・ん!青春」

「みっちゃん、それ以上は多分利権問題に関わってくると思うからその辺にしなさい。」



満月を諫めつつ、俺は風呂場に行って学ランをゴシゴシ擦……らず何か、こう、シャワシャワして汚れを落とす。ほら、だってあんまり強く擦ると中に入り込みそうじゃん?



ついでにワイシャツと体操服を洗濯機に入れて回す。素手で。今は洗濯機が調子悪くて最初は手動で回さないと回ってくれないのである。



洗濯機が回り始めてから、地下室に行きしばらくプラモデルを弄くりまわし、魔改造を施し原型を留めさせず、最早自作した域にまである。新作の出来上がりだ。同時並行で美術の課題も進めておく。



「ふむ、『アマリリス・ボートゥルス』と名付けよう。朱いボディーがとある彗星を想像させるぜ……!」

「兄ぃ、洗濯終わったよ。あ、その絵何描いてるの?」

「おお、満月か。これは今度学校のコンクールに出すやつなんだ。題名は、そうだな……まだ決めてないが仮で付けるなら『ルナ・プレナ』だな。」



満月はどこの言葉とかどんな意味か聞かれたが、そんなもの答えられる訳がない。……だって、恥ずいじゃん?『シスコン』とか言われた曉には、俺は『死す魂』だよ。



満月に連れられて洗濯物を干して、満月用のお昼ご飯であるラーメンを半玉茹でる。最後に茹でほうれん草とかワカメ、卵を入れて完成。デザートにお昼休みに食べ損なったプリンをつけてあげて完璧だ。



「兄ぃ、食べきれないよ?」

「なら、残ったのは俺が食うよ。野菜とワカメはちゃんと食べないとダメだぞ?」

「はぁーい、いただきます。」



食器を片付け、四時ぐらいになってインターホンが鳴ったので玄関に向かう。お隣さんのようだ。どうやら回覧板を回してきてくれたらしい。



特に変わったことは書いてなさそうなので、回覧板を持って斜向かいの家のインターホンを押す。反応が無いので留守だと思いポストに入れて家に戻る。



居間に戻るとしっかりと完食してソファーでグッスリと眠っている満月がいた。俺はそれを起こさないように夕飯の支度に取りかかる。



先程は満月におでんと言ったが、屋台のような器具はない為普通の鍋を使う。もちろん煮る時間が必要だ。これなら、課題も作品作りも捗りそうだな。











「満月ー、おでんできたぞー。」

「んぅ?……おでん、できたの?」



テーブルのカセットコンロの上に鍋を置いて弱火で火を点ける。満月と俺の分をよそって共に食べ始める。約束もしたし、白滝と巾着を三つずつ入れてあげると、目を輝かせて笑った。



「満月は今日は何をしてたんだ?」

「んー、寝てた!」

「そうかそうか、寝てたか。」



「兄ぃ、今日はテレビ何やるの?」

「七時と八時はバラエティーで九時からは映画だな。確か今日は『むかいのロトト』だな。」

「じゃあ今日は映画を見るの。」



「そう言えば今日は中秋の名月だな。」

「ちゅーしゅー?」

「そう、十五夜だ。今日は満月(まんげつ)を見て団子を食べる日だよ。」

「デザートはお団子なの!」



「みっちゃんはペットを飼いたいの。」

「モノによるけど、何にしたいんだ?」

「祠の動物なの!兄ぃ、知り合いだってこの前言ってたの。」

「あー、まあ、そうなんだけどね。あいつ、あんまり人が好きじゃないからな……。」

「ダメなの……?」

「上目遣いは卑怯だろう……しゃあない、頼んではみるよ。」



食事を終えると、俺は満月を風呂に入れて俺は美術の課題を始めた。濃紺の背景にうっすらと灰色の雲を描く。白亜の華は月光の下に咲き乱れる花畑で、煌々とした月を見上げ、美しくも儚げな哀しい微笑みを浮かべた少女。勿論モデルは、



「兄ぃー、タオルー。」

「あー、今いくよー。」



びしょびしょのまま脱衣所にでた()()()をバスタオルでワシャワシャして拭いていく。心なしか満月は嬉しそうである。さっさと服を着せてリビングに連れて行く。



「ロロト、見てても良いけど終わったら布団で寝るんだぞ?それじゃ、俺は風呂に入ってくるよ。」

「はぁーい、行ってらっしゃいなの。」



服を脱ぎ、頭も体も早々に洗い終えて湯船に浸かる。満月が先に入ったことで温くなってしまった風呂を追い炊きする。一週間の疲れを落とし、ホッと一息をつく。



入り続ける事どれくらいの時間がだっただろう。手足の指先がヨボヨボとふやけてしまった頃、ふと、リビングの方から満月の声が聞こえなくなった事に気付く。



満月も寝たかと思い風呂を出てさっさと寝間着に着替えてリビングに向かう。すると案の定、満月がソファーでスヤスヤと寝息をたてて熟睡している。



俺は満月を抱き上げて二階の彼女の寝室に向かう。扉を開けてベッドに寝かせた後、一階に戻る。どうやらロロトを見ている途中で寝てしまったようだ。



俺もさっさとテレビと照明の電源を落とし、自室に向かう。部屋に入ってそのままベッドに入り瞼を閉じる。ふうと、ひと息付けて寝入る。











───────────────────────











むくりと、ベッドから体を起きあがらせる。両手のひらを握って開いてを繰り返し、ベッドから這い出る。



パジャマから黒のワイシャツと黒のスラックスをクローゼットから取り出して着替える。黒いジャケットに袖を通し、黒いロングコートを着込む。



全身を漆黒に染め上げて、机に向かう。満月に向けてと、もう一枚別の置き手紙を書き終える。アタッシュケースを手に取り、鍵を置き手紙の上に置いて部屋から出て静かに階段を下りていく。



玄関で黒い革靴を履いて扉を開く。振り返って大きく深呼吸をする。心の中で様々なモノに謝り、颯爽と開け放った扉から立ち去った。






コツ、コツ、コツ、コツ、コツ、コツ………






乾いた靴のアスファルトを踏み締める音だけが鳴り響く。哀しくも力強く鳴り続ける足音は真っ直ぐにとある祠へと向かっている。



この地域の住民には夜中に出歩くと何か不気味な音が聞こえるという理由からか、それとも別の理由からか意図せず望んだ方向へ進み、彷徨くような輩も居ない。



「遅刻なのよ、イレギュラー。別れはしっかり出来たかしら?」

「いや………まあ、大丈夫だ。」

「はぁ、本当かしら。」



祠への参道の前に立つと、背後から苛立たしげな高い声が聞こえた。祠へこんな時間にもかかわらず出て来た目的の相手だ。



頭部からは髪色と同じ二つの獣耳、恐らく尾てい骨辺りから出ているのだろう揺らめく九つの尻尾、雪色のショートカットの少女は腕組みをして、琥珀の双眸に睨まれる。



妲己(だっき)こそ、食事中は音を消せよ。偶に人攫いがでるって回覧板に書かれてたんだからな?」

「その名で呼ばないで、嫌いなのよ、その名前。私には稲荷って歴とした名前があるのよ。あ、玉藻前も嫌かしら。」

「こっちだって、イレギュラーじゃなくて長月彼岸(ナガツキ ヒガン)て言う歴とした名前があんだよ。言われてやなことは言うな。」

「知ってるかしら、諭す男はモテないのよ?」



彼女は所謂九尾と言われる妖狐の子孫らしい。これ以上の情報は、聞かされていないため知らないし知る必要もない。



「今更後戻り何てできないのよ、分かってるのかしら?再会を邪魔するような無粋なマネはしたくないけれど、あと五分───午前二時になったら何が何でも連れて行くのよ。」



どこに連れて行かれるのかは聞かされていない。ただ、この世界からすれば、魔法・神通力・超能力・霊能力などと言われるようなモノでどこかに転送されることは確定している。



以前、この祠に間違って侵入できてしまった際に確定したことのようだ。本来は入ってこれないような工夫が為されているらしいが、特殊な体質なのか何なのか、それからというもの、稲荷からはイレギュラーと呼ばれている。



「そろそろ転送の時間かしら。祠に来るのよ。」



稲荷に連れられて祠へと進んでいく。






─────────────さよならだ、ミツキ。

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