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迫真空手部・哲学の裏技  作者: そのまんま東のような人物のイラストをイメージ画として自身が一種の淫夢系のキャラクターとして扱われている、近年ではイワナ系朗読やFXで有り金を溶かしたりしている朗読兄貴
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エピクロスレイプ!アタラクシアと化した空手部

木村「今度はエピクロスに就いてやっていきましょう。彼は当時流行していたストア派哲学の『禁欲的に生きよ』ではなく、『隠れて生きよ』と言ったことで有名ですね」


三浦「エビグラタンって何ゾ?」


野獣「三浦さん『エピクロス』ですよ、エピクロス」


三浦「あっ、そっかぁ」


木村「彼はストア的哲学の『禁欲的に生きよ』とは異なり、快楽を肯定します。つまり欲望のある程度を認めたわけですね」


野獣「快楽が無ければ生きる目的が分からなくなるって、はっきりわかんだね」


木村「でもここで間違えやすいのは、彼の言った『快楽』とは、決して"美味いご飯を食べる"ことや"マッサージを受ける"こととは異なり、『心が不安定ではない状態』と表現したんですね。つまり、物質的な快楽ではなくて精神的な快楽なんですよ」


三浦「つまり何も不安を持っていない時は『快楽』状態なのかゾ?」


木村「そうなりますね。…また、これを言い換えて『アタラクシア』と名付けました。この状態へ到達するには、『死の恐怖を取り除く』、『最小限の欲を満たす』、『友情を大切にする』の三つです。…まず一つ目の例を挙げてみると、我々には常に死への恐怖がありますよね? 」


三浦「そうだよ(便乗)」


野獣「誰にでも死は訪れるから、やっぱ怖いっすねぇ」


木村「それをエピクロスは『死を恐れる必要はない』と言い切ります。彼は理由として、"死によって感覚を失う。つまり恐怖を感じることは無い"と述べました。…要するに、死んでしまったら我々はもう居ない以上、死への恐怖は無駄であると言ったんですよ」


野獣「確かに『死』と言う現象を『我々の存在がなくなる』と言う一現象と飲み込んでみると、今は存在している以上、死は存在しないのだから、恐怖は杞憂に過ぎないんすねぇ」


三浦「死ぬことが怖く無くなったような気がするゾ」


木村「続いて二つ目ですが、エピクロスは最小限の欲望を『飢えない』『渇かない』『寒くならない』の三つと定めました。この三つさえ果たせていれば幸せでいられる、と考えたんですよ」


野獣「んにゃぴ…自分はあまり賛同出来ないっすねぇ。めちゃくちゃ暑い時とかは幸せだと感じるのも無理ありますあります』


三浦「当たり前だよなぁ?その三つだけと定めるのは流石にキツいゾ」


木村「まあ、それが彼の考えですから。…自分も余り理解できないですが、当時にとってのエピクロスだからこそ、なんでしょう」


野獣「はぇ~」


木村「そしてエピクロスは、この現世には誘惑…それこそエピクロスの言う『最小限の欲を満たす』と言う理念が覆ってしまいそうな出来事が沢山ありますよね?…ですから彼は、誘惑の無い田舎に身を引いては静かに暮らしたんです」


三浦「あっ…これが『隠れて生きよ』の真髄かゾ?」


木村「ご明答です」


野獣「三浦さん徐々に慣れ親しんで来てますねぇ」


三浦「当たり前だよなぁ?」


木村「これでエピクロス哲学は終わりです。…やはり誘惑には勝たないと、エピクロスを真似出来ませんね」


野獣「俺は昏睡レイプしたいという誘惑には負けてしまったけどな」


木村「…さて、次に移りましょうか。先輩、昏睡レイプは一応犯罪ですよ」


野獣「カンノミホ…」

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