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犯人は能力者?

……いくら捜してもそれらしい人は見当たらない。確か、スチュワーデスが言う

には、


「二人とも制服を着てるので一目見てわかるかと思います」


と、言っていた。蘭子は半分より、後ろ、私は半分より、前を捜していて、私

は折り返して半分近くまできていた。スチュワーデスはトイレを捜すと言ってい

たし、後は、蘭子とスチュワーデスがどうだったか訊くだけみたいね。

ちょうど、蘭子が息をきらして戻ってきた。ハァハァ言いながら、

「それらしき人物はいなかったわ」

なら、と、スチュワーデスの元に戻ると、

「こちらにもいないようです」

とのこと。ちなみに、

「ちょっと、あんた!」

スチュワーデスはきょとんとして、

「はい? 私ですか」

「そうよ、あんたよあんた。スチュワーデスやあんたあんた言うのも嫌だから、

名前を教えてくれない? だいたいスチュワーデスって長いのよ!」

スチュワーデスは帽子をとると、

「申し遅れました。私、柴咲志保と言います」

「わたしは……」

いきなり、話の途中で蘭子が割り込んできた。

「太ってるよ!」

わたしは勢いよく蘭子の頭をどついたが、志保ちゃんは自分のお腹を触って、

「そんなに太ってますかね?」

蘭子は、こりもせず、

「ちがうちがう、このおばちゃん」

「そう、私の名前は太ってるよ、じゃない、太手瑠代。そして、こいつが隣人の

白銀蘭子。よろしくね」

蘭子は親友をこいつ呼ばわり!? と、言っていたが、私は無視して、志保ちゃ

んは、あ、はい、自分こそよろしくです。と、それぞれに握手をした。


話を進めることにする。

「そこで、本題に戻るけど、どこにも機長や副機長がいなかったってこと?」

「そういうことよね」

と、蘭子。志保ちゃんは、でもでも、と、

「前例がありません」

つまり、あたりまえだが、異例のことか。

「どうやら、表の事件ではなく裏の事件のような気がするわね」

志保ちゃんは、

「能力者による事件ってことですか?」

そうそうっと私と蘭子は頷いたが……え!?

話を訊くと、志保ちゃんは話す、能力者らしい。ちなみに、私は火を操る能力者

で、蘭子は物に宿る記憶をたどれる能力者だと説明した。あの、巨大隕石が降っ

てくるという、スーパーコンピューターの故障の時期くらいから、能力に目覚め

、だんだんと扱えるようになったという。私達と同じだ。何故かはわからない。

もともと素質があって、隕石が降ってくるという最高の危機感から生まれたもの

、と、私達は思っている。そして、たまにニュースで流れる不可思議な事件(犯罪

等)が私達と同じ能力者の仕業であることも知っていた。


「早く言ってくださいよ~」

と志保ちゃん。話を聞くと、機長のハンカチが操縦席にあったという。

早速、蘭子にハンカチを触ってもらい、能力を使ってもらった。すると、蘭子は

両目をつぶり、

「暗い……あ、落ちた。操縦席の後ろからきた何者かによって、え、消えた」

そこで、蘭子は目を開いた。

蘭子が言うには、ハンカチが落ちてから、第三者によって、機長達は消えた、と

いう。……と、いうことは。私は腕を組んで、

「やっぱり能力者の仕業ね」

志保ちゃんは、ええ、そうですね、と言い、

「で、これからどうします? 私としては犯人を追って、一刻も早く機長達を戻

したいのですが」

蘭子は、

「そうね、じゃあ、手がかりとしてまず、私、操縦席に行ってみたいわ」

と、いうことで、操縦室へ。志保ちゃんが言うには、「本当は関係者以外立ち入

り禁止なのですが」

と言いながらも案内してくれた。

中に入ると、中に高校生らしき制服を着た若い男性が一人、操縦席に座っていた

私は、おもわず、二人に誰? と、訊いてしまった。蘭子はもちろん、さぁ、と

首を傾げ、志保ちゃんは、

「ダメですよ、ここは関係者以外立ち入り禁止です」

と、スチュワーデスらしき行動をとっていた。



卓球、というスポーツをご存知でしょうか?

筆者の好きなスポーツなのですが、あの狭い

空間で速い球を打ち合う。たまりません。

技術や精神力、体力(上級者は)を必要とされます。

特に前者は必要なのですが、筆者、精神力の鍛え方

がわかりません。

滝にでも、うたれればいいんですかね?

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