24話 新たな仲間
どうしたものか.........
俺は、なんの願いを叶えるか悩んでいた。
考えると、次から次へと叶えたいのが浮かんでくる。
しかし、どれかに決めようとしてもこれからにどういかせば良いのか分からない。
そうこう考えているうちに十分ほどの時間がたっていた。
すると、男がしびれを切らしたのか口を開いた。
「いつまで待たせる気だ、早くしてくれ!」
俺は、慌てて我に戻った。
「わかったわかった、もうちょっと待ってくれ」
そう言って考えるも何にするか決まらない、そんなんで焦っていると、俺の頭にある考えがよぎった。
俺たちの目標は、俺たちに不自由がない国の建国だ。
だが、国を作る以前に俺たちには仲間が少なすぎる。
そう思い浮かんだ俺は言った。
「決めたぞ!」
「やっとか、言ってみろ!」
俺は、ハッキリとした声で言った。
「俺と一緒に国を作らないか!」
すると男は笑い出した、そしてそのまま言う。
「ハハハ!やはりお前は面白いことを言うな! つまりは、国を作りたいが仲間がいないので仲間にな
れということだろう!?」
そういうことだ、最初はバカそうに見えたが、案外頭は良いのかもしれない。
しかし、肝心なのは反応だ。
今の反応だけでは仲間になるのか仲間にならないのかわからない。
そう思った俺は男に結局どうするんだの意味を込めて質問をした。
「で、結局どうするんだ?」
すると男はこう答えた。
「約束は約束だからな!いいだろう、仲間になってやる!」
「よし!」その言葉が俺の心のなかで響き渡る。
カリウスの方を見ると、カリウスも男が仲間になるということを聞いてとても安心しているような顔だった。
なにはともあれ、俺達にとても心強そうな仲間が増えたのだ。
そういえばまだ男の名前を聞いていなかった、それになんでこんなところにいたのかもだ、俺は浮かれていたがそのことを思い出して聞いた。
「そういえば名前がまだだったな、俺はグレースだ!よろしく」
「私はカリウスです、グレース様の執事をやっております!これからよろしくお願いしますね!」
俺達がはじめに自己紹介をすると男も返してきた。
「そうか、二人の名前はそうなのか!俺はガスターだ、よろしくな!」
見た目通りの強そうな名前だ。
その強そうな名前の通り、後にこの名前は全宇宙を轟く名将の名として広がるのだが、それはまだ後の話だ。
さてさて、当時の俺は、ガスターになぜこんなところにいたのか質問した。
するとガスターから返ってきたことは、とても衝撃的なものだった。
「実はな、三千年ほど前に我が兄に封印されたのだ.................」
それを聞いた俺達はとてつもなくおどろいた。
「三千年って、お前今何歳だ!?」
そして、気付いたら二人とも口からそう言っていた。
「七千年ぐらいは生きていると思うぞ!」
その言葉を聞いて俺たちにはさらに衝撃が走った。
七千年以上とは、完全に予想外だった。
そんなこんなで雑談をしていると、カリウスが「あっ!」と言った。
そして、そのまま話を続ける。
「グレース様、あの黒いやつの発生原因を探すのではなかったのですか?」
そういえばそうだった、ここに来た目的は黒いやつの発生原因を探すためだ。
カリウスに言われなければすっかり忘れていた、危ない危ない.......
「よし、すぐ探しに行こう!」
だが、ガスターが口を開く。
「ちょっと待て、黒いやつってなんだ?」
あったばかりのガスターには伝えていなかったので、当然の反応だろう。
俺は、ガスターになぜこんなところに俺達が来たかのかを一から説明した。
そして、すべてを説明し終えるとガスターは口を開いた。
「それは原油じゃないか?」
「原油」その言葉に俺は反応する。
確かに、原油と言われてみればなんとなく通じるものがある。
昔テレビで、砂漠で掘り起こされたばかりの原油がネバネバしていたのを見たことがある、しかも黒いというところまでも同じだ。
「なるほど、言われてみればそうも思えるな、しかし本当に原油なのか?」
しかし、そこまでの特徴だけではただの偶然かもしれないので俺は探りを入れる。
するとガスターは言った。
「俺が封印される前にこの惑星は資源採掘惑星だったからな!」
それなら原油が湧き出てくるのも納得がいく。
それに、原油だったら恐れる必要もなくなる。
しかし、このまま放置しといたらまた村の連中を心配させるかもしれないと思ったので、俺達は原油の出てきている頂上の穴を塞ぎに行くことにした。
あのあと、俺達は通ってきた道を戻って、ワーグナーとリアルヌと合流したあとにガスターのことを説明した。
そして今、山を下から見上げていた。
「さてグレース、お前の能力のお手並み拝見といこうか!」
そういうガスターの後ろでは、同じく俺の魔法を始めて見るワーグナーとリアルヌも楽しみそうに俺のことを見ていた。
そんなに注目されると緊張するな................
そんなことを思いつつも俺は環境操作の魔法を使おうとする。
そして、心のなかで山全体を大きな岩で覆われるように念じた。
すると、いつもどうりに緑色の炎が山を覆う。
そして、みるみるうちに山は二倍ぐらいの体積になった。
どうやら、俺は環境操作の魔法を失敗しないぐらいには使えるようになったようだ。
「おお〜〜〜〜〜〜〜!」
すると、後ろで歓声が上がった。
そして各々が感想を言い出す。
「さすがだグレース!」
「こんなすごい魔法が使えるなんて感激です!」
「グレース様ならこのくらい当然ですよ!」
なかなか照れる、やはり仲間はとてもいいものだ。
その後、俺達は村へと帰還した。
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