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<第8話 鍼治療>

 院長は鼻の下にチョビ髭を生した70前の内科医である。今日は、コンペイが赴任して初めて外科外来にやってきた。前任者の時の外科外来の1日の患者数は10人以下だったので、君達は、もっと気合を入れて頑張るようにという薫陶であった。対策として病院だよりに外科紹介を寄稿したが効果は見られなかった。そこで、コンペイは奇抜な発案をした。この地域には肩痛、腰痛、膝痛、神経痛などの患者さんが圧倒的に多いので、東洋医学を取り入れて鍼治療を、やってみてはどうかという提案である。大学の研究員に鍼灸師の先生がいるので、週に1回来てもらって鍼灸外来を開いた。コンペイも鍼の技術と知識を学び、一応は出来るようになっていった。これに加えて漢方薬について猛勉強して、東洋医学外来にバージョンアップしていった。赴任して半年経った頃には、外科外来の患者さんは増えてきた。朝、外来に出勤した時、看護師から今日の初診患者は110名です。と言う報告を聞くまでになったのである。


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