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<第3話 医局の謎の居候>

 入局した時に、医局の奥の隅にベッドがあり、出勤した時に変な男が、いつも寝ているのである。事務員さんに「あの人誰?」と聞くと、学生と答えた。

医学部の5年生で、研究室で研究しているそうである。新しい実験方法を教授の指示で始めているとの事であった。彼が春の医師国家試験に落ちた2人を指導しているらしい。いつも、昼前に起きて来て顔を洗っている。彼は自分よりはるか年上の2人を君付けで呼んでいる。

生意気というか、変人というか、とにかく不思議な人物であった。しかし、彼が始めた研究は、日本では前例のない斬新なものであり、その後の外科教室の主要な研究になったのである。彼は卒業後、一時外科に所属していたが、外科は肌に合わず、すぐに病理に転向した。そして、若くして東京の有名な癌研究所の病理部長になったのである。


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