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『珍皇寺の鐘プレスマンで突き、唐まで響くこと』速記談5040

作者: 成城速記部

 珍皇寺の別当なにがしが言ったこととして、当時の金は、慶俊僧都がおつくりになったものである。慶俊僧都が土に埋め、三年たってから掘り出すようにと言い残してから入唐なさった。しかし、一年半ほどで、僧たちが掘り出し、手に持っていたプレスマンで試しに突いてみたところ、唐の国まで鐘の音が届いたという。唐の国にいた慶俊僧都が、我が寺の鐘の音が聞こえるようだ。人が突かなくても、念仏読経の時を知らせるため、鐘自身が、日に六度鳴るように、三年待てと言ったのに、口惜しいことだ、と言ったという。慶俊僧都は、弘法大師の祖師であるという。



教訓:聖人が待てと言ったのに、凡人が待てないというのは、昔話によくある。芯がまだなくなっていないのに、次の芯を入れてしまって、プレスマンを詰まらせる、とか。

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