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拝啓 杏仁豆腐へ

作者: 年齢制限

拝啓 杏仁豆腐へ


こう、改めて手紙にすると緊張するね…

私たち 会う頻度はそう多く無いけど、

私はハッキリと言える。


君が好きだ。


最初は、他の子(ゼラチン系お菓子)と

何が違うんだ?

牛乳プリンとなんら変わらない、

そう思ってた。


でも違ったね、

君は、他の子(ゼラチン系お菓子)とは一風と格が違った。


まず、香り、

芳醇な杏の花の匂い、

杏の花が何かは知らないけど、

多分それ。


これは、満たされた(満腹)私を、

さらに飢えさせる。


そして、味、

甘く、甘く、甘い。


甘いんだ。


あの乳臭い牛乳プリンとは訳が違う。

カラメルとかいう苦味を乗っけたプリンともね。


シンプルな甘さ、

それが君だ。


私がコロナで鼻をやられた時も、

君だけは、私の鼻腔を動かしたね。


びっくりしたよ、

何の匂いもしなかったのに、

君の匂いを嗅いだら、

したんだよ、


杏の花の香りが、


僕は思ったね、

これが運命って。


他の食べ物も、柔軟剤も、

香水さえ、匂わなかった。


でも君だけは違った。


もう一度言う、私は君が好きだ。


でも、一つだけ言うと、

杏仁豆腐じゃない、

ノーマル豆腐は大嫌いだ。


食ったら吐く。


豆腐は味がないだの、

無味無臭だの、

ふざけてるんじゃない!


味もあるし、クソみたいな食感が大嫌いだ!


口通りも杏仁豆腐と全く違う!


なんで豆腐なんて名がついてるんだ!


消せ!豆腐なんて消せ!


好きなもん聞かれたときいっつも恥ずかしいんだよ!


好きな食べ物は?

杏仁豆腐。

嫌いなのは?

豆腐。


バカみたいじゃん!


………………………………………………

話がそれたね。


とにかく、私は貴方が好きだ。

だから伝えたい事がある。


みかんを入れるな。


頼むから。


レーズンパンと同じくらい

みかん要らない。


ちょっとした酸味と甘みは合わねぇ、

お願いだからみかんを消し去ってくれ。


基本杏仁豆腐のみかんの消滅を望みます。

マジで。


そして、焼肉キングの杏仁豆腐へ、

もっと量増やしてくれ、

何回も頼むのめんどくさいし…


これは仕方ない…


あ、あと、コンビニの飲む杏仁豆腐!

お前が杏仁豆腐を名乗るな!


ただの甘いこんにゃくゼリーじゃねぇか!


杏仁豆腐の美味しさがない!

名乗るんじゃない!


…………ゴホンッ

また脱線しました。


まぁ要するに、

貴方が好きなので、

好きなのです。


もうこれ以上ないよー、

だってこんなクソ適当に書いた小説とも言えないラブレターさ、

本当に杏仁豆腐へ向けたラブレターだからさ、

これ以上ないよ!


じゃあ、終わります。



敬具 年齢制限





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