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ポロロッカ

作者: 蹴兎

 家庭を・・・

  守りたいんだ。

 二人の関係を

  終わりにしたいんだよ。

 別々の生活は

  とても大切なんだ。

 君のことが

  あまり好きじゃないし

 離れて過ごす時間が

  いとおしいんだ。

 それよりも君の顔が

  見たくないんだよ。

  退屈だからね。

 ありきたりな恋愛ドラマは

  今日で終わりにしよう。

 こんな毎日も




「おや? また逆流していたのか」男は迷惑そうに言った。

「いくら異常気象といっても最近は、満潮のたびに時間まで逆行しているじゃないか」

 少し前までは、たまにしか起こらなかった異常な出来事が今はあからさまに繰り返される。

「もうこの世界も終わりだな」深刻な面持ちで男が言うと

「近頃はポロロッカって言われているらしいわよ」女は楽しげに言う

「満潮の時に、アマゾン川が上流に向かって逆流するあの現象に似ているからだって」

 なるほど、本来、逆には進まないものとして、時間は川の流れに例えられることが多い。

 ただ、川と違って静かに逆流するだけ厄介なのだと、男が考えを巡らせていたとき 

 時計を気にしていた女が顔を上げた

「そろそろ元に戻る頃よ」




 こんな毎日も

  今日で終わりにしよう。

 ありきたりな恋愛ドラマは

  退屈だからね。

  見たくないんだよ。

 それよりも君の顔が

  いとおしいんだ。

 離れて過ごす時間が 

  あまり好きじゃないし

 君のことが

  とても大切なんだ。

 別々の生活は

  終わりにしたいんだよ。

 二人の関係を

  守りたいんだ。

 家庭を・・・ 


 築きたいんだよ 二人で

「わかったわ! よろしくね」



                      









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