13 閑話 ミーアの変化
私は、自分を納得させるつもりであえてシアズ様の嫌いな物と好きな物を食卓に並べた
あの少女はどうするだろうか?
固唾を飲んで見ていると、何とシアズ様の大好物から手を付けたではないか。
おまけにベーコンを食べた後紅茶を要求され、その後も手を付けた食事はシアズ様がいつも
手を付けられるのと全く変わらなった。
研究職なので、いつもご自愛下さいと申し上げて居るのだが、ご自身は一向に気になさらないご様子。
なので、どうもお食事の傾向も如実にそれが現れるようでちょと偏食気味なのだ。
それをあの少女は綺麗になぞって見せた。
あの少女はシアズ様と確信を得たのだが、やはり同姓の「性」なのだろうか
優れた容姿に軽い嫉妬心を覚えた私は最後の質問をぶつけてみた。
「私の尻尾の付け根に傷跡が有りますがなんでだと思いですか?」
(これは、冒険者時代に私の尻尾がヒム族の好事の対象にされ危うく引きちぎられるところを
シアズ様に助けてもらったのだ)
この質問にも、あの少女は淀みなく答えて見せた。
この瞬間、私の確信は決心に変わった。
何があろうとこの少女否、シーア様をお守りしようと。
しかし、こうも思うのだこれを機にシアズ様を矯正?する良い機会に恵まれたのではとも、私は少し
悪戯心がもたげてきて
「ふふっ、これは弄り甲斐がありそうですね」とつぶやいていた。




