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夏生詩集2

今日のはじまり

作者: 夏生

おはようございます

今日も寒いですね


白い息を吐きながら

交わす朝の会話


静かな朝に

肩をすぼめながら

歩く


朝の微笑みは

つめたいけれど

あたたかくて


あてのない小さな希望が

芽生えて


枯れ葉を踏みしめながら

今日という日に思いを馳せる


雑踏に飲み込まれる前の

準備体操

自分も雑踏の一部になる

覚悟をもって


ふっと思い出した音楽は

俯いた心にそっと触れて

モノクロームの世界に

パステルカラーが落ちていく


「おそれず進んでいこう

この一歩一歩が

何より確かな証

押されても踏まれても

くじけないで」


誰かの言葉は

くじけそうな心に一本の

支えとなって清々しく輝く


今日のはじまり

憂鬱なものは胸奥にしまって

一歩一歩踏みしめて

何より確かな証を刻んでいく






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― 新着の感想 ―
[一言] 対比がうまくてきれいな詩ですね。 なぜだか不思議な勇気をもらえました。 素晴らしいと思います。
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