弟君は可愛い系でした
今日から4月です!!入学式まであと少し!!テンションあがるわー!!
今日は一人で本屋に行こうと思って早めに起きました。今日はスカートなんだよ?
たま~にスカートはくんだ―
「いってきま~す」
誰もいないんだけど、なんとなく言っちゃうんだよね~
家の戸締りをしっかりとして、今僕は、最近通い詰めている古書店に来てるんだ!!
中へ入ったと同時に、誰かとぶつかったよ
「うわっ!?」
「え!?」
男の子のようだね
僕がぶつかった男の子は、ストレートの黒い髪でさらさらしてそうだな…驚いた時に見えた眼は茶色だね
彼の顔はなんかみた事があるような…ていうか誰かに似てる…
「ごめんなさい。大丈夫?」
茫然としている彼に声をかけると、彼はハッとしたように頷いた
「あ、こっちこそごめん」
慌てて謝ってくれた
お互いに謝っていると、彼の後ろから女の子が声をかけてきた
「快人~?何してんの?」
あ、優美香ちゃんだ
「あ、姉さん…俺が彼女とぶつかっちゃって」
優美香ちゃんの弟君か~優美香ちゃん弟いたんだ。よく似ているね
「あら、そうだったの。弟がすみまs…雪さん?」
あ、気づいてくれた
「大丈夫だよ、優美香ちゃん」
僕と優美香ちゃんの様子を見て、弟君は首を傾げた
「姉さんの知り合い?」
「そうよ…とりあえず場所を移しましょうか。雪さんもそれでいいかしら?」
どうやら優美香ちゃんって話し方が、一緒にいる人や、服装によって話し方が変わるみたいなんだ―
「うん。かまわないよ。弟君もそれで良いかな?」
僕が首をかしげつつ言うと、弟君は頷いてくれた
場所を移動して、古書店の近くの喫茶店に、僕の前に優美香ちゃん。優美香ちゃんの隣に弟君が座った
「雪さん、この子は私の弟で七瀬 快人よ。15歳だから雪さんと同じ年ね。春から高槻学院の高等部に通うことになっているの。仲良くしてあげてね。」
快人君か~
「快人君だね。僕は紅月 雪音だよ。雪って呼んでくれると嬉しいな。よろしくね?」
とりあえずニッコリわらって手をだしておいた
「雪ちゃんだね。よろしく」
快人君は照れたように握手を返してくれた。あ、なんか可愛いな…優美香ちゃんは美人系だけど、快人君は可愛い系だよね
快人君は僕より、少し背が高いくらいだから…165cmくらいかな?
「今日は一人なのね」
「うん。いつでも彩と一緒というわけじゃないよ?」
優美香ちゃんは彩の事好きだもんね。
「雪ちゃんは姉さんと仲がいいんだね」
快人君は、嬉しそうに言った
「ふふ、そうだね。」
その後暫くお茶を飲んで、僕は古書店へ戻ろうとしたら、快人君は付き合ってくれるみたいだ
「時間かかるよ?」
僕が聞くと、快人君はにっこりと笑った
「僕も時間がかかるほうだから。」
良い子だなぁ
数時間後、古書店を出たのだが、快人君は本当にいい子だと思ったよ
だって…僕が本を抱えていたら、そっとやってきて持ってくれたりだとか…ねぇ
「本、重いでしょ?自分で持つよ?」
顔を覗き込みつつ首を傾げると、快人君はクスっと笑った
「大丈夫だよ…それに重いならなおさら雪ちゃんに持たすわけにはいかないよ」
快人君はもてるんだね
「そっか…ありがとう」
結局家まで持ってくれました
連絡先を交換して、お礼に作り置きしていたクッキーを渡して別れたよ
そして何故か入学式の日に一緒に行くことになりました
何があった・・自分
快人君は結構しっかりしてるね
まぁいいか。快人君可愛いし
とりあえず友人が一人増えました…ということで
弟君初登場です
弟君は可愛い系…にしたかった…