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イケメンに興味ないって言ってるのに―!!  作者: Mist
4月~桜の季節です
3/34

親からの手紙がうざいんだけど

一応保険でR15をつけてます。

 僕の今までの人生は夢だったのか、と問いたくなった。


 僕は紅月 雪音として生を受け、22年生きてきたのだ。昨日大学を卒業して、寝たら、何故僕は高校生になってしまっているのか。

 何故高校生になったとわかるかというと、机の上に、高校の入学案内と、両親からの手紙、壁に掛けてある制服があるからだ。ちなみに私に妹はいない。


 朝起きて、リビングへ向かうとリビングの机の上に置いてあったんだよ。手紙


 手紙には〈雪ちゃんへ〉とあった


 その手紙は確かに僕の母の字だ。仕方ないので読んでみる事にする。


 〈雪ちゃんへ 中学卒業おめでとう★〉


 この時点で手紙を捨てたくなったのだが…我慢することにする


 〈春から高校生でしょ?だから、一人暮らししたらどうかな?と思って一軒家買っちゃいました★〉


 買っちゃいました★じゃねぇよ!!


〈気に入ってくれると嬉しいな(エヘ 〉


 いい歳したおばさんがエヘって…


〈それで、仕送りもちゃんとするから自由気ままな女子高生ライフを楽しんでね?勿論彼氏連れ込んじゃってもいいからね♡〉


 いいのかよ!!普通反対するだろ!!


〈あ、でも彼氏出来たらお母さんに教えてほしいな☆〉


 教えないしできないから…


 

〈雪ちゃんが紅月の娘ということでしたい事我慢してるのは知ってるから、高校では家の事を気にせずに楽しむのよ? じゃぁまた連絡するわね❤〉


 母からの手紙は正直うざいし突っ込みどころが満載だった。手紙を握りしめて溜息をつくと、玄関から呼び鈴が鳴るのが聞こえた


 「はいはーい」


 玄関を開けると、親戚であり親友の紅院 彩瑪こと彩が立っていた

 

 「雪、おはよう。ちょっといいかな?」


 僕と同じく22歳だったはずの彼女が…15歳の時の姿で。


 「どーぞ」


 彩を家に上げて、とりあえずパジャマを着替え、リビングのソファに座った。


 「単刀直入に聞くね?…雪は22歳の雪?」


 「昨日までね。今は何故か15歳の僕ですが」


 僕の答えに満足したのか彩は笑った。彩は笑うと可愛いんだよ?


 とりあえず、お茶を飲みつつ何があったのか話し合い、状況を把握することになった。


 どうやら、2人して、若返ったらしい。まぁ就職決まってなかったからいいけどさ。


 「家柄が面倒なことになってるみたい」


 彩が言う家柄は、考えたくなかった。だって、僕の家族は前は一般家庭より少し金があるくらいの家庭だったのに、ネットで検索すると、どうやら金持ちの家の子になってしまったらしい。だから一軒家…



 「彩…面倒な予感がするからサボりたい…」


 ポツリと言うと、怒られた(泣)


 本音なのに…まぁとりあえず、今日と明日は状況把握のために、近所を歩いてみる事になったのでお出かけします。


 金持ちとか面倒なことがおきそうだよ…



 若返ったものはしょうがないので、楽しもうと思います



 「さて行くか―」


 僕が言うと彩はクスっと笑って同意してくれた


 「そうだね。行こうか」


 ちなみに彩の家は家の横でした。わ―便利★


 とりあえずぶらぶらして、必要な地理を頭に叩き込むよ


 「あ、本屋あるやん。彩、寄っていい?」


 「いいよ。丁度私も欲しい本あるし」


 彩の許可を得て、本屋に入ると、本が飛んできました。ビックリダヨネ


 ひょいっとよけるというか本をキャッチすると、急いで店員がやってきた


 「申し訳ございません!!」


 何故本が飛んできたのだろうか…


 「大丈夫ですから。…はい、どうぞ」


 本を渡して店の奥へ進むと、何故本が飛んできたかよくわかった。


 「…みっともないわね」


 小さな子…が駄々をこねている感じだ。で、本を投げたら僕に向かってとんできた、と。なるほど


 無視して本を物色、のちに買う本をレジに持っていくと、先ほど謝ってくれたお兄さんが会計をしてくれて、ちょっと割引してくれた。本屋での割引って珍しいよね。


 「ラッキーだったよね」


 「雪はもうすこし怒ってもいいのに…」


 どうやら彩は少し怒っているようだ。気にしなくてもいいのに~


 「怪我してないから良いじゃん?それより、次行こうよ♪」


 「そうね…いきましょうか」


 2人で仲良く、歩き出したよ 

マイペースな主人公です。

逆ハ―の主人公なはずなのに、全速力で逃げようとする子ですのでのんびりと見守ってあげてください


閲覧ありがとうございました

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