俺は旦那の居る女性を好きになってしまう!
“俺は旦那の居る女性を好きになってしまう!“
これは俺が産まれた時、直ぐに母親が亡くなってしまった。
だからなのだろうか? 旦那が居る女性しか好きになれないのだ。
“旦那の居る女性に俺は、母親の面影を見ているのかもしれない!“
『“ごめんね、この後直ぐに家に帰らないと旦那が家に帰って来る
かもしれないから、帰るわ。』
『・・・別にいいよ、また会ってくれるんでしょ?』
『勿論よ! ワタシが貴方にまた会いたいから私から連絡するわね!』
『うん、分かった。』
『じゃあ、また!』
『うん。』
俺は何度も、旦那が居る女性と付き合っては相手の女性の旦那に
バレて、その場で修羅場になる事も多々あったのだけど、、、。
それでも俺は旦那の居る女性しか好きになれないみたいだ!
・・・前の彼女も、旦那が居た女性だった。
彼女の名前は、与義光恵、44歳、旦那は47歳で営業マンだったらしい。
ほとんど家には居ない旦那。
子供も大きくなりバイトの仕事をしてなかなか家族みんなが集まる時が
ないらしいのだ。
そんな寂しい生活の中で彼女は俺を見つけた!
当時俺は、ホストの仕事をしていた。
光恵さんは友達の女性に連れられて、俺が働くホストクラブに来た。
『いらっしゃいませ~』
『“初めまして、吹雪アクアです、よろしくお願いします。“』
『与義光恵です、よろしくね!』
ここから光恵さんはよく一人でもホストクラブに来るようになった。
そして必ずお店に来たら? 俺を指名してくれるようにもなったんだ!
『アクア~光恵さんがお前を指名してんぞー!』
『はーい、直ぐに行きます!』
俺は彼女にお店でお金を落としてほしいと思った事は一度もない!
ただ関係をもってほしかった。
最初から彼女に、旦那も子供も居る事を聞いていて俺は彼女と
不倫関係を続ける事に、、、!
『こんな関係、いつか旦那にバレないか不安よ。』
『大丈夫だって! 絶対にバレないよ。』
『なんでそんな事が分かるの!』
『何となくかな? 光恵さんは気にし過ぎじゃない?』
『・・・そ、そうかな、』
『そうだよ!』
【ドンドン】
『こんな時間に誰だ?』
【ドンドン】
『光恵! お前、ココに居るんだろう、直ぐに出て来い!』
『・・・えぇ!? 旦那?』
『絶対に見つかる訳がないよ、違う人なんじゃないの?』
『直ぐに開けろ!』
『分かった、分かった、直ぐに開けるよ。』
『開けないで! あの声、絶対に旦那よ!』
『大丈夫だよ、俺と光恵さんはこれから関係も続けられるから。』
『・・・ア、アクア、』
【ガチャ】
『テメー! オレの妻とココで何やってるんだ! 帰るぞ光恵!』
『ゴメンなさい、』
『光恵、帰るぞ!』
『光恵、さん、』
『アクア、』
【バチッ】
『“目を覚ませ! アイツはまだ若僧だぞ! お前はもう44歳だろうが、
いい加減、現実を見ろ!』
『・・・・・・』
『直ぐに帰るぞ!』
『光恵さん、』
『君ももう光恵に付き纏うな! 自分と合った歳の女と付き合えよ!
人の女房と不倫なんて、常識のある奴のする事じゃないだろうが、、、!』
『・・・・・・』
『“もうウチの女房に手を出すな! いいな!“』
『・・・光恵さん、』
『“ごめんなさい。“』
『・・・・・・』
修羅場を何度も経験しても俺はやっぱり旦那の居る女性しか
好きになれないらしい。
次に付き合った女性もまた、“旦那の居る女性だから。“
どうしても俺は旦那の居る女性を好きになってしまう!
・・・そして懲りずに今日も、旦那の居る女性と会う約束をした。
“母性を求めて俺は旦那の居る歳上の女性とまた不倫を重ねる。“
誰に何て言われても俺は旦那の居る女性をこれからも好きでい続ける
つもりだ!
もう俺は不倫が出来る女性しか愛せないから。
最後まで読んでいただいてありがとうございます。