7/3〜7/4
...ちょいと短め。
最近眠っている間に喉乾く。
どうでもいいですね。
燦々と照る日光の下、私は、通っていた小学校のプールの倉庫の屋根上に居た。小学校時代の旧友とその他数人も屯ろしていた。何が目的かは不明であった。
ただ、私の記憶と照らし合わせると、プールの数が増えている気がする。記憶が正しければ、校舎裏の体育館の傍に一つ二十五メートルのプールが有るのみであったはずだ。しかし、夢の情景では、その既存のプール体育館がある側と逆側(確か、学童と畑があった筈)に狭い通路を挟み細長いプールと農業用水の溜池のようなプール(緑色の水である。)が生成されていた。
私と旧友、その他の奴等がいるのは、その細長いプールの倉庫の上である。
ふと此処で、その他の奴等が、この中に河童が居る、と云う事を話し出した。旧友と私は彼らが何を云っているかが判らず首を傾げた。そんな私達を差し置き、彼らは、河童を見つけなければいけない、許してはいけない、殺さなくてはいけない、と譫言のように口にする。
彼らの話は段々と具体性を帯びてきて、河童は水中で呼吸できるから、プールに沈めておけば炙り出せる、と云う案が採用された。
最初に、その案を出した少年が、重石を括り付けられ目の前のプールに蹴り落とされた。初めて一、二分くらいは気泡と水飛沫が確認できたが、だんだんと静かになった。彼らは、彼は河童では無かったな、と云っていた。それから数人が蹴り落とされ、水底に沈んだ。
さて、次は誰にするか、と彼らのリーダー格のような奴が口にした。勿論だが、私を含め誰も手を挙げない。...
ふと、肩を押された。前に蹌踉めき、そのまま倒れた。後ろを見ると、旧友が私を指差し、次はこいつで、と云っていた。他な奴らも、一斉に私を指差しリーダー格の前に蹴り出す。リーダー格は私の右か腕をつかむと、重しを括り付け始めた。抵抗の術はなかった。
そのまま、倉庫の縁に立たされ、蹴り飛ばされる。刹那の浮遊感。そして水飛沫。衝撃、冷たさ...口から気泡が漏れ出す。強い塩素の臭いのする水を飲み込みむせた。そのせいで、さらに水を誤飲する。気管に入った。肺の中の空気のほとんどを吐き出す。息が出来な…否、口に入った、プールの水の風味が不快であるが、不思議と息苦しさは感じなかった。肺の中が水で満たされるのを感じる。しかし、問題ない。どうも、皮膚で呼吸が出来るようだ…今ならば、何処へでも泳いでいける気がした。まぁ、重しがついている現状不可能なのだが…
水面との境界を見てみれば、照りつける太陽の光が輝いている。ふと、水面上に、反射する影を見た。それは、白かった、中世ヨーロッパの医者がつけていたマスクのような見た目の…嗚呼、これは、私だ。そう確信した。彼等が言っていた河童というのも私のことであったことも。
———暗点
数刻後、目を覚ました。見た夢に妙な既視感を憶えつつ、ペットボトルのお茶を口に含んだ。
....お読み頂き有難う御座います。
...どうやら、2日連続で河童の夢だったみたいです。
..いえ、私が見たのが河童だったかは知りませんが...
それでは、又ごゆるりと




