7/30〜7/31
今日は休みでは無かった。
心労が…
これで面白い夢が見れそうとか思ってしまう私はもうダメそう。
何処かデパートのような高層の建物(図書館があったと記憶している)に私は居た。帰路のエレベーターの中であった。四平米くらいの閉鎖空間に、多くの顔がぼんやりした名も知らぬ人々が乗って来ては降りて行くのを見ていた。その中で唯一私の高校時代の同級生のみが降りる事なくずっと乗っていた。
私は何か重いものを入れた木の箱か段ボールを持っており、その中にはボトルワインがある事は分かっていた。
抱えるには些か重すぎ、疲れて来たので肩に担ぎ重量軽減を図った。気持ち楽になった…気がした。…なんか体のバランスが可笑しくなったけど。
同級生は、まぁそうなるわな…そんなキャラいたよな…、と云っていた。
そんなこんなしていると、エレベーターは地下一階に差し掛かった。此処で降りたお方が良さそう、と云う予感がしたので同級生に別れを告げた。彼はまだ下へ行くらしい。
エレベーターの扉はゆっくり開き、自動車か何かの排気ガスの香りが流れ込んで来た。配管の張り巡らされたアスベスト敷きの天井、無骨なコンクリート打ちの柱が立ち並ぶ中、暗がりに光る二者一対の燈…。どうやら地下一階は駐車場であるようだ。
エレベーターから足を踏み出し数歩進むと、道に迷いそうと思ったか、名状しがたい不安に苛まれた。
エレベーターに引き換えそうと思い、踵を返した。幸いにも未だエレベーターは、まだそこに有り扉も開いていた。それを見て、不安を振り切るくらいに駆け込もうとしたが、同級生が、この先はさらなる地獄だぞ?、と云って来たので踏み留まった。
どうしようかと考えている内に、扉は閉じ電子的な重低音と共にエレベーターは行ってしまった。どうやらこちらの道をいくしか無いようだ。
出口へ向かい歩みを進める事にした。此処は地下の筈なのだが、アスファルトの敷かれた道は下がって行くのみであった。
記憶は此処までであった。その後数分か、そのくらい後、
———目が醒めた。ひどく喉が渇いていた。
.......お読み頂き有難う御座います。
ワイン呑みたいですよね。
それでは、また、ごゆるりと




