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ブルーピーシーズ ~不思議な力が発現し子種や命を狙われ迷いの中で生きた僕の半生と関わる人々の生き方~  作者: 弧川ふき(元・ひのかみゆみ)
第二章 X

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20-4

 貫次かんじは俺の真似をよくするような奴だった、それがあのザマだ、時間が経ってしまえば、俺も相当やばいだろう。だから行動に移した。いや、移させた、か。だが――。

「くそっ、やられた。まさかあんな風に出し抜かれるとは」

 予想外だ。変身? あんなことが起こると分かっていたらこんな方法ではやらせなかった。


『ある人物達を――、数名を消さなければならないとか。そんな時は私にお任せを』


 そう言われて部下に任せたが、やらせるべきじゃなかった。


『手を汚す必要もありません、時間が彼らを殺します。実は私、あるサイトを管理していまして、そこではたまに、人の命をネタに賭けを――』


 俺の部下アツシゲは『金にもなります』とも言った。

 面白い、殺したい相手の命すら金に、か。

 そう思うまではいい。その言葉に乗るべきではなかった、説明できない力に関することだ、他人に任せるなど。俺がしっかりやるべきだったんだ、別の方法で。

 とにかく、不気味で、不思議でならない。中継用のカメラとは別にもう一台カメラを設置して、俺には別ルートで映像を届けさせる。それを条件にアツシゲにやらせたが。くそっ、失態だ。

「あれは何だ? 俺達とも違う。あんなのは知らない、あんなのは――」

 しかも、映像として世に広まってしまった……?

 アツシゲとは連絡が取れなくなった。教えられたサイトはなぜかもう閉鎖されているし、近況が分からない。恐らく失敗したんだろう。

 もし俺まであれと同じような存在だといつか思われてしまえば、どうなる? 同じ能力者だというだけで俺にも火の粉が降り掛かりそうだ、それもいつになるか。

 俺も変身できるのか? 分からない。

 なのに、俺まで世論の敵に? たまったもんじゃない。

 そうだ、あの少年だけをバッシングのターゲットにする何か、それさえあれば。

 しかし、こう忙しく仕事しながらだと何かと考えをまとめられないな……。

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