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ブルーピーシーズ ~不思議な力が発現し子種や命を狙われ迷いの中で生きた僕の半生と関わる人々の生き方~  作者: 弧川ふき(元・ひのかみゆみ)
第二章 X

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15-2

 俺はスマホを手に取り、報告した。「大樹だいきくんを見付けました。今回の誘拐犯は――死亡、撃つしかありませんでした」

 相手は本部長。「ふう……、ご苦労様です、右柳うりゅうくん、檀野だんのくんにもお伝えください」

「はい」

 俺がそう返事をする中、檀野だんのの奴は、華賀峰かがみね貫次かんじの遺体を外の車に運び出していく。もちろん、誰にも見られないように。

 こんな処理をされるのは、マギウトに関連する事件としてはいつものことだ。これは隈射目くまいめと警察によって闇に葬られる事件となる――。

 そんな折、本部長から言われる。「家族へのフォローに誰かを行かせるところでした」

「間に合いましたかね」俺が問う。すると。

「ぎりぎりでしょう。言い訳が利く範囲です」



「ところで大樹だいきくん」

 と、ウリュウさんに言われた。彼が続ける。

「俺とも電話番号を交換しておこう。俺達はマギウト関連以外でも裏で色々と動いていて、事件解決なんかをしなきゃいけない、一人二人に連絡しても隈射目くまいめの誰とも繋がらないなんてことになったら、君も困るだろ」

「え、ええ、そうですね」

この番号交換で、僕は初めて右柳うりゅうさんの苗字の書き方を知った。



 これで、大樹だいきくんの中で、俺の存在感はだいぶ増しただろう。右柳大うりゅうだいという一人の大人の男として、頼られる存在になれただろうか。

 緊急事態で混乱した時に、敵と勘違いされたらまずい、マギウトは恐ろしい力だし……。追跡時も思ったが、ようやく自己紹介できた。

 ――最初から番号の交換をしておけばよかった。俺、なんで最初にそう思わなかったんだ?

 最初に会った時、彼がこれほど特別な存在になるとは思わなかった。多分そのせいだ。大樹だいきくんは、もしや居那正いなまささんとも違う? もっと特別なサクラを持っている? だから反応機で確認できなくなった? もしそうだとしたら、これまで以上に注意しないと。

 本当に自己紹介できてよかった。今後はもっと積極的に関わっていくことになるだろうな。

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