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「…俺だ」  作者: リィズ・ブランディシュカ
本編

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06 モブ死にかける



 俺だぁぁぁぁ!


 今やばい。

 話しかけんなぁぁぁぁ!


 誰に言ってるのか分からないし、俺も分からないけど、このまま行く!


 俺は今危ない奴らに追いかけられてる!


 なぜだ!


 ヒロインと攻略対象の厄介事に巻き込まれたからだ!


 関係者認定されてて、俺は町中を爆走してる!


「待たんかワレェ!」

「ごるぁっ、まてや!」

「火だるまにしてくれるわぁっ!」


 ヤクザな兄貴達に追いかけられてる。


 捕まったら命はないものと思う。


 だから死ぬ気で逃げた。


 厄介事の内容?

 そんな大したもんじゃない。

 説明してる暇なんてないんだって。


 そこに使うエネルギーあったら、走る方に使う!

 とにかく今は、俺が逃げ切れることの方が大事だ!


 でも、このまま逃げてても、一人じゃなんともできないから、早く誰か助けに来てくれ!


 しかし、余裕のない俺は油断した。

 奮闘むなしく石ころに躓く。


「ぶわっ!」


 転んだ!


 顔から地面にとびこんだ。


 鼻ぶった。

 血が出た。


 俺のピンチだ。


 しかし、追いかけてくる連中は、俺を袋叩きにしなかった!


「そこまでです!」


 おまわりさんを連れた香月が追いついてきたのだ。


 た、助かった。


 大変な目にあったが、命は拾えた。

 途中で落っことしかけたがな!


「大丈夫ですか? 斑鳩さん」

「へ、へいひへいひ」


 も共に喋れない。

 結構つけるほどの余裕がない俺だ。


 ハンカチをさしだされたので、ありがたく出血した鼻をおさえる。あ、いい匂い。


 モブが主人公にかかわると、イベントにかすっただけで死にかける。


 これに懲りたら香月は、俺の目の前では大人しくしててほしい。あぶない兄貴の手によって人質にとられた子供とかを、助けようとしないでほしい。


 後日、ハンカチは洗ってちゃんと返しました。



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