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「…俺だ」  作者: リィズ・ブランディシュカ
本編
10/14

10 告白イベント



 俺だ。


 告白イベントやがってきた。


 主人公である香月は一体、誰を選ぶのだろう。


 ゲームでは、終業式の後に主人公が声をかけた人が、その人だという事になった。


 だから俺は注意深く香月の行動を見守っていた。


 香月は、比較的よくつるんでいる攻略対象に声をかけた。


 朝霧ダイナ。

 迷子犬騒動とか人質事件の時もいっしょにいたやつだ。


 全体的に一緒にいる時間が長かったので納得した。


 おっ、そいつか?


 と思ったら、他の攻略対象にも声をかけた。


 玄人ギザ。


 好感度が一番低そうな奴。

 修学旅行のときにハブられてた奴にもだ。


 もしやハーレムルート?


 でも、俺がかかわったせいなのか、他の攻略対象とはあまりイベントが起きなかったんだけどな。

 ハーレムルートは、全攻略対象の好感度を一定値まであげないとならないはずだ。


 首をかしげてたら、俺にも声がかかった。


 自宅開催のお疲れ様パーティーに参加しないか、という話だった。


 納得した。


 つまりノーマルエンド相当のエンド。

 みんな仲良く、これからも良いお友達でいようねという奴だ。


 俺はなぜか安堵しながら、主人公の家にお邪魔した。


 皆で思い出を語らいあいながら、楽しいひと時を過ごした。



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