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包丁男(へド〇アン)←分かる人いる?

せっかくだし、他の作品みたいにここで登場キャラのステータスを書いていこうかな(..•˘ ̯˘•..)

「今すぐその刃物を捨てて降伏しなさいっ!!」


ジェシカ・オーフェン?…色素の薄い金色の美し髪と青い目の美少女…確かに外国人、或いはハーフなのは確実だが…なぜこの子が不審者にここまで強気に出るのだ?


「はぁん?お前俺を舐めてんのかぁ?!!」


案の定逆上する男。しかし、男の殺意があの女の子に移ったおかげで男は俺の前から去っていった。

…まさか、身を呈して俺の事を??


「お?掛かってくるの?それならきっちりシバいてあげる!!」


左手の掌と右手の拳をパンッ!っと合わせる少女。やる気だこの子…ま、まさか…素手でこいつを倒すつもりなのか?


「死ねガキィィイ!!」

包丁を振り上げ、力任せに振り下ろす男。威力はありそうだがめちゃくちゃな振り方の為思いのほか遅い。それに対して少女は…


すぅぅ、息を軽く吸い。ぐっ、足を曲げ腰を落とし。ザッ!!、下半身のバネを解放し、動くっ!!


「うわぁぁぁぁあああっっっ!!!!」

それは男の断末魔…ではなく少女の情けない叫びであった…


ぴょんっと叫びながら後へ飛び、そのままゴロゴロと2回転ほどしたのだ。


ヒラヒラ〜、青と白のストライプ…


「やばいっ!何処かに良いの落ちてないの?!」


途端にキョロキョロしだす少女。何かを探しているようだ。


「はっ!やっぱり威勢が良いだけのガキ「あった!!」だなぁ!」


男の言葉を無視して駆け出す少女。向かった所は近くの芝生だ。そしてそこに落ちてる『何か』を拾い上げた。


「「そ、それは!!」」

俺と男が揃って驚愕する。


「牙王戦隊ガオガオガーのマンモスブルー愛用……ブレイブ・ファング・ブレイドッ!!」

目を輝かせて叫ぶ少女…


それは2年前に放送していた戦隊ヒーロー物の児童向けレプリカ(対象年齢4歳以上)…細長く、そして曲線を描く刀身(?)は日本刀のようであり、戦隊モノのレプリカながら実用的な外観も備えている。


ちなみにマンモスブルーはこれを2本用いて戦うので恐らくこれを落とした子がもう片方を持っているだろう。


「そ、そんなので戦うのか??」

命の恩人ながら常軌を逸したブレ・ブレ(長い為略)への期待の眼差しに思わず声を漏らす。


「…殺す…、もう疲れた…」

男も少女の騒がしさに本音を漏らした。だが殺意は衰えている訳では無いようでトタトタと少女に歩み寄る。


「マンモスブルー、参上!!寒天の如きこの凍気と、巨岩の如きこの闘気に…震えろっ!!」


ブレ・ブレを掲げながら決めゼリフを吐く少女。男への警戒は一切ない。


「うるせぇぇんだよぉぉぉお!!!」

男が走り出す。今度は腰の辺りに包丁を構えいる。先程までの大振りではなく、走り込んだ速度を活かした突きだ、これを受け止めるのは難しい…


だが少女の顔に焦りはない。男を見据えながら特に構えもせず、かすかに微笑んでいる。


男が少女の前で止まり、慣性と共に腕を伸ばす。不格好だが殺意と殺傷性は十二分にある。


、が………


「バァギィィイィイィインンッッ!!!」


…っと少女が叫ぶ。お前が言ってんのかい!!そして痛いっ!!


「がぁぁぁっ」

手を押さえてうずくまる男。その足元には折れた包丁の柄が有り、少女はブレ・ブレを振り抜いている…


俺は確信する。男の突きに対して、少女は包丁に高速でブレ・ブレを振り抜き、叩きおったのだ。そして折られた包丁が飛んで俺の頬を掠めて行った…


そっと、痛みと熱を発する頬を触る。ズキッと痛みが強まり、同時に温かく少しドロドロとしたものが手に付く。


「止めだァァ!!」

うずくまった男の背に容赦のない追撃。刃ではなく峰の方での攻撃なので殺意は無いが包丁を叩きおる威力が男の背を弾き、そのまま地面に男を叩き付ける。


俺は戦慄した…少女の先程までとは明らかに違うその強さに、そして無力化した男に対して容赦無く止めを刺すその姿に。…或いは、知らぬ間に生死の境目に立っていたことに……

包丁男

HP 7

STR 9

DEF 7

AGI 8

INT 12

LUC 18

包丁を持った通り魔。ヒキニート。運動不足の為肉体系のステータスが全て低い。勉強はそこそこ出来る方。ガチャ運がある為無課金でもなんやかんや揃ってるタイプの奴。

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