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始まりの終わり

俺の旅立ちは、ごくごく静かなものだった。

前日、食事をいつも持ってくる人が、いくらか豪華な食事を持ってきた。

それは家畜………羊だか牛だかは知らないが………を使っているステーキだった。

と言ってもニ、三切れ程の質素なものだったが、スープにも肉が入れられ、パンにはチーズがはさんであった。

そのあと俺はろうそくを吹き消し床についたが、なんだかよく眠れない。

帰って起きたのは早朝になってしまった。

出てしばらく待っている。

「来たか。」

「はい、きました。」

バルタイは手招きして入り口まで案内する。

………そういえば、彼女が来ないな。

まあ、こんな時間じゃ当たり前か。

別にこの時間じゃなくても構わないが、なんだか早いほうがいい気がしたんだ。

だが、入り口まで来たとき、彼女はやってきた。

「バカ〜!!!」

そう言いながら寝巻きでかけてくるのは、サンティシナだ。

「ちょっと、私とあなたの仲じゃないの!!勝手に行くなんてナシナシ、ないんだからっ!!」

「ははっ、ごめん。」

そうまで言ってくれるとは思わなかった。

「で、どこ行くのよ、街の方?」

「そうなる、カルドキア、だったか。」

「そうだ、カルドキアだ、ここら一帯は未開の地だが、そのおかげで魔物が豊富で冒険者のいい狩場となっている、だからこの村があるダレイオス領は冒険者関連の産業が全部集積してるんだ、そして、カルドキアは領主邸のあるここらで最もでかい都市だ。」

「ふーん。」

「ふーんて、お前のことだからずるいずるいって駄々こねるのかと思ってたぞ。」

「いいのいいの、私はいま別の事にかかりきりだから、待っててね!」

それじゃ、俺は行く。

そういうと、入り口をくぐった。

周りは森ばかり、その中をモーゼのように真っ二つにする道。

「わくわくする。」

そう微妙にぎこちない言葉使いでつぶやきながら、ふと思う。

わくわく。

それはこの一年全く心に浮かぶはずもなかった感情だった。

今までは生きていくことに必死で、そんな事は望みようもなかった。

「やっと異世界らしくなってきたじゃないか。」

もう村は遠くだ。

見るとまだ二人は手を振っている。

「今まで、ありがとう!!」

そう俺は、二人に向かってお礼を言った。


ひゃ〜終わった終わった。

言葉と基礎技能習得に10話って、途中で飽きる人出てそう、見る人がいるかどうかだけど。

ていうか魔法まだかな………うん、シナリオ見てみたがかなり掛かりそう。

ていうか10話でも結構労力使ってるのに

300話くらいいっている人やべえな………。

作ってわかることが多いなやっぱり。

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