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短編詩

それでも世界は

作者: 半信半疑

「それでも世界は」


「世界は美しい」と説く人に、

「それは本当か」と尋ねると、

 決まって「本当だ」と言う。

 私はそれが、信じられない。


 おそらく、

 問答を重ね、細部を問うと、

 そこには、

 忘れられた泥と染みがある。

 はたして、

 他人ひとが説く「美しい世界」に、

 泥と染みは含まれているのだろうか。


 私たちはいつまでも言葉足らずで、

 簡潔な言い回しに目が眩んでいる。

 私たちはいつまでも感動を求めて、

 ささやかな幸せを見落としている。


 あなたの見ている「世界」は、

 本当に「美しい」ですか?

 短編賞の締め切りが今日までということで、何か書こうと思い立った結果がこれです。

 新元号は令和ですが、それでも世界は美しいと言えるような、そんな時代になるんでしょうか。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 確かに世界は、「美しい」「綺麗」だけではないことを思い知らされます。 伝えたいこと、すごく伝わりました。 こういう詩も、必要だと思います。
[良い点] 私は美しいと思えているのか それは幸せだったのか 美しさで織りなす生地 振り落とされた泥と染み 生地は服を生み 服は体を縛り付ける 泥から離れ 染みから離れ 問答から離れる 他人と近づい…
[良い点] 申し訳ありません。 先述のとおり、詩のような形で自分も近いテーマを書いたんですが、けっこう潟元さんの内容を否定するような文章になっちゃいました。 それは、潟元さんが「”大きな事象”とし…
感想一覧
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