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ガルネシア王、1

その日のパーティーは俺がソルナードを説教し終えると場が静まり返っていたため、お開きにした。どいつもこいつも俺を変な目で見やがって!本当はあれでもまだあいつに言い足りないくらいなんだぞ!

「ふざけやがって!何がそれはまだだ!ソルナードの奴!俺が言ったことができないのか!」

大きな声を出しながらとりあえず近くにあった椅子を思いっきり蹴っ飛ばす。壁にぶつかって椅子は壊れた。チッ、思ったより自分の足が痛い。前にもこんなことがあったような……。イライラする!


椅子が壊れる音か俺の叫び声かを聞きつけて侍女数名が俺の寝室に入ってきては椅子の片づけを始める。餌に群がる鯉のようにわらわらと!目障りだ!

「失せろ!」

近くにあった花瓶を蹴り飛ばすと今日の侍女たちは素早く部屋から出て行った。わらわらと入って来てはスッと消える。どいつもこいつも家畜と一緒だな!

クズどもを見ていると無性に腹が立つ!


「クズが!」

イライラを抑えるため、ベランダに出て葉巻に火をつける。毎日毎日、俺の周りにはマヌケしかいないせいでストレスがたまる。こうして一人で葉巻を吸っている時間がどんなに心安らぐか。何もかも忘れて気持ち良くなれる。

しかし、その時間も長くは続かない。いずれ葉巻は燃え尽きる。


最近よく夢を見る。子供の夢だ。

絶対に許さない。いつかその報いを受けろ!

そう連呼している子供の夢を……。


あの時あいつもあの場で殺しておくのだった。

俺に逆らうやつはみんなあいつに重なって見える。

憎い憎い!

あいつは誰のおかげで生きられたとおもってやがる!クズが!


今どうなったか知らんがまだ生きているなら、トルニエと同じくらいの歳だ。

あいつが臣下に紛れて俺の命を狙っているとしてもおかしくはない。

あいつ自身じゃなくても王妃が俺を殺そうとしたときのように、女や刺客も侮れない。

とにかく俺に逆らうやつ、歯向かうやつ、偉そうに指図してくる奴らは皆殺しだ!


ガルネシア王国、この大陸で最も強い国の王様は俺だ。俺が一番偉いんだ!




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